バイオリン教育と英語教育は似ている?  ジョセフ・ガブリエラ | Pepmalibuのブログ

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名手の聴き取り 


今年の夏、私が、中国でRenaissance (14世紀にイタリアから初め、全欧州に及んできた文芸復興)キャンプという研修を指導しました。目的は、社会貢献プロジェクトとそれを支える非営利団体の哲学、組織、や設立・運用を教えることでした。このキャンプを指導していた間に、並行して行われていたTreble(直訳:高音域)キャンプの講師であるCharles Castlemanと知り合いました。彼も他のTrebleキャンプの指導者のように、大学の教授でしたが、ごく普通の感じでした。彼と何回も食堂で食べたのですが、楽しかったにも関わらず、何も特別な印象を受けませんでした。典型的な教授のように、話す内容が少し文学的で、多くのアメリカ人のように、よくしゃべりました。彼は70才くらいのお年寄りで、ほとんど僕が聞き役でした。

そうこうしているうちに、偉い人と接していることが分かりました。Charlesは、単なるバイオリンの教授だけではなく、有名な演奏者だったのです。価値が1億円以上の“Marquis de Champeaux” Stradivarius (楽器製作者ストラディバリが作ったバイオリン)で、世界中の聴取を魅了しているのです。ある月曜日、彼に「週末、何をしたか」と尋ねたところ、彼が北京で演奏してきたことを知りました。別の日は、彼の知り合いの女性バイオリニスト、ヒラリー・ハーン(Hillary Hahn)の話しをしました。Charlesと違い、Hillaryは4才のときにバイオリンを習い始めとき、スズキメソッドを使いました。Hillaryが、外国語が得意かどうか分かりませんが、外国語ができない場合は、同じ方法で、バイオリンのように、速く学べると思います。

実は、スズキメソッドは、子供が自分の母国語を学ぶのを模範にして開発されました。両方とも、中心となるのは、聴くことです。僕がバイオリンを学んだときには、最初から、楽譜を読みながら、弾きましたが、スズキメソッドは、初めのうちは聴いて、繰り返すだけなのです。そのため、耳が敏感になり、音楽を「言語として」理解しはじめます。音楽も言語のように、メッセージを伝えるためのものですから理に適っています。抽象的なものにも関わらず。ですので、言語のように、音楽も、フレーズがあり、アクセント(強調される部分)もあります。また、音楽のジャンルにより、構造自体が大幅に異なることもあります。ロックとクラシックは大分違うでしょう。楽器の弾き方を学んだ人は、ただ聴くだけ、それが分かるでしょう。

同じように、音楽を勉強したことのない人でも、外国語学習の土台となる聞き取ることが上手にできるようになります。その方法は、次の通りです。

1.基礎の単位から聴き始めます。

音符の様に外国語の「根本的な単位」から聴き始めます。外国語の場合は言葉です。言葉は音節や字のようなもっと簡単な単位から成り立っていますが、それらの発音が言葉(文脈)になるにしたがって、音(発音)が変ります。その場合、自然に聞こえるために、言葉としてそれぞれの音が認識されます。例:look (ˈlu̇k), spoon(ˈspün), oocyst (ˈō-ə-ˌsist)


2.フレーズや短い文章の聴き方を学びます

どんな言語でも、因果関係、比較、または対象・反対など、考えを繋ぐ文型があります。英語の例は以下のようです。

He received a high rating because he works hard. (因果関係)

He is more intelligent than I. (比較)

Professor Sugimoto’s lectures are engaging, but professor Gabriella’s are boring (対象)

それぞれに該当するイントネーションがありますので、それだけで、どの種の発言かが判断できます。全然意味が分からないときでも。ここで重要なのは、イントネーションのパターンが、言語により違うということです。例えば、以下の文書を比較してみてください。

I want to go, but I already have other plans.

行きたいですが、既に計画が入っています。


英語の場合は、コンマの位置が示すように、butが最後(2つ目)のフレーズのイントネーションに入ります。対象的に、日本の発言には最初にフレーズの一部となります。



3.重要な言葉の種類を認識します。

僕がフランスに留学する前に、3年以上フランス語を勉強しましたが、初めのうち、言われた発言が肯定の文章か否定の文章か全然聴きとれませんでした。英語と違って、フランス語の場合は、動詞の前にneを入れ、その後ろに、pasを付けるので、英語に比べて、2倍の[手掛かり]がありますが、困りました。何故、区別できなかったのかさっぱり分かりませんでした。閃きが訪れたある日まで。何かがきっかけだったが、覚えていませんが、間違った手掛かりを聴き取ろうとしてことが分かってきました。僕は、フランス人が早口で省く癖のあるneを聞こうと努力していましたが、一方で、pasが発言されたかどうか、全然注意しなかったのです。そこで、反対の戦略を採用し、neを無視し、pasを聴き取ろうと注意しました。そうすると、直ぐ、肯定の文書と否定の文章のどちらか判定できるようになりました。まるで、魔法のようでした。


時間さえあれば、この例のような、数えきれないほどの「魔法の手法」を紹介したいと思いますが、この三つだけにしておきます。重要なのは、これらの例を通じて、聴き取りの名手の秘訣を理解するということです。今直ぐに、身の回りでこの教訓を適用したら、同じような魔法の威力を味わうことができると思います





英語塾

リンクされたビデオは、人の話をよく「聴く」ことの重要性と優秀なリーダーの他の特徴に触れます。それを観ながら、次の質問に答えてください。尚、質問は発表者の語る内容についてだけではなく、その身振りなど非言語的な内容を含むので、今回の聴く練習には、「見る」能力も必要となります。



“Great Leaders Use Effective Listening”







1. According to the video, managers should spend what percentage of their time listening carefully to others?

2. What did executives whose audiences rated their speeches highly do that executives whose speeches received lower scores had not done?

3. What is courageous patience? Why is it important?

4. What is a key quality exhibited by Level 5 Leaders?

5. According to the speaker, what is one of the most important skills a manager must obtain?

What type of body-language does the speaker use? Do you think it effective?

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本ブログの著者ジョセフ・ガブリエラと杉本有造は、両者ともにMBAの保有者であり、英語と日本語の両方でエレベーターピッチを実施する豊富な経験を有しています。くわえて、両者の経験を活かして、ビジネスパーソンに対して、仕事の現場で直ちに活用できるエレベーターピッチの技法について指導しています。エレベータースピーチのテクニックを習得したいと思われている方に、二人の共著『エレベーター・スピーチ入門~アメリカビジネスで成功するためのプレゼンテーション&自己イメージ作りの技法』を読まれることを強くお勧めします。

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「アメリカ・ビジネスの最前線を切る!!」の目的
皆さんのビジネスリーダーとしての知識欲をさらに刺激するために、毎月、2回の頻度で、「アメリカ・ビジネスの最前線」を主な対象にして、「アメリカ・ビジネスでいま何が起こっているのか」「どのような最新技術に注目が集まっているのか」「日本や日本製品はアメリカでどのように評価されているのか」といった点について、アメリカ人としての見解を掲載します。日本のメディアでは、日本人による単一的(あるいは一方的)な見解が主張される傾向が強いように思えます。このブログ記事では、「世界には多様な考えがある」ということを日本の読者に具体的なテーマで知ってもらうことを意識しています。日本や日本人に対する外国人の見解、考え方を知ることで、読者自身の世界観を広げ、最終的にはビジネスチャンスにつなげてもらえればと願っています。とりあげてもらいたい「旬の話題」や建設的なご提案など、お気軽に著者までご連絡いただければ幸いです。

ジョセフ・ガブリエラ  博士/MBA
東洋大学
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「世界のどこでも働ける日本人になろう」

「アメリカ・ビジネスの最前線を切る!」

「Venture Into Japan」

杉本 有造  博士/MBA
IES全米大学連盟・東京センター
(The Institute for the International Education of Students, Tokyo)講師
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