
“Chollywood Takes Off: China’s Growing Movie Market.” Bloomberg Businessweek (video). July 8, 2013.
http://www.businessweek.com/videos/2013-07-07/chollywood-takes-off-chinas-growing-movie-market#r=nav-f-video
"China’s Movie Industry Courts Global Audience "
20年前は、米国では、日本に対する貿易赤字が累増していたので、日米間で貿易摩擦が多くありました。最近は(とくに過去数年)、中国に対する貿易赤字が悪化してきた結果、中国は、日本の代わりに、米国にとっての新たな悪役になってしまいました。
貿易赤字の主な原因は、中国からの、低価格の製造品の輸入ですが、それが唯一の理由ではありません。米国の強みと思われるソフトパワーに基づいたハリウッド映画の領域にも中国が進出してきました。最近のブルームバーグの報告によれば、中国では、現地の映画の需要が高まってきています。去年の興行収入上位5位の映画のうち、4本が中国映画でした。ちなみに、2番目は、米国の映画でした。ある研究によると、2020年までに、中国がアメリカを乗り越え、世界最大の映画大国(つまり市場)になるという予測があります。中国が映画を積極的に輸出すれば、米国の貿易赤字が更に膨らむだけではなく、中国のソフトパワーや影響力も拡大していくと予想されます。
中国映画産業の台頭を、ChinaとHollywoodを足し合わせ、「Chollywood」(チョリウッド)とメディアでは表現されています。
2. オバマ政権の健康保険プログラム「オバマケア」とHMO
“Obama Care Facts: Dispelling the Myths.”
http://obamacarefacts.com/obamacare-pros-and-cons.php
僕の父は20年以上前に、定年退職して、一年中暖かいフロリダ州に引っ越しました。当時、60歳ではなく、55歳でしたが、若いうちに退職する夢をもっていました。それが自営業の有利な点の一つだと思います。反面、大手企業に勤めているアメリカ人と違って、自営業の人間は、健康保険を全て自分で支払うことになっています。父は健康を大事にしているので、民間の保険に加入しました。彼が糖尿病になるまでは、それは問題ではありませんでした。それ以降、治療の頻度が増えました。それに伴って、保険料もあがりました。まるで、父が医師の診断を受ける度に、またはインシュリンのような薬を注文するたび、保険会社が保険料を引き上げました。
そこで、私の父が治療を控え目にし始めました。彼はそれが本当に必要だと思わなかったので、望ましい治療や診断でも、見逃しました。それは危険だと思い、僕は、HMO(保険維持機構)を薦めました。
HMOとは、病院、医師、その他の医療サービス提供者が、ひとつのネットワークを形成して所属し、個人や会社がある一定金額をそのネットワークに毎月支払いうことで、傘下の医療機関から医療サービスを受けられるというプログラムです。HMOプランに加入する個人は、HMOのネットワーク内で医療サービスを受ける限り、非常に少ない自己負担額で、サービスを受けることができます。
現在も、HMOに対して否定的な意見をもつアメリカ人は少なくありませんが、当時はもっと多かったような気がしました。私の父も含めて。しかし、私が説明したように、HMOは健康を守るための選択肢があり、父が患っている糖尿病の例にみられるように、悪化を防ぐために低価格の治療が必要な場合は、私立の健康保険より優れています。半信半疑であった父は、いったん試したら、大好きになりました。ジムの会員費用も含めて、HMOはいっぱいの特典(ベネフィット)を提供するだけではなく、割引価格で必要なインシリンも購入できるようになりました。また、医師が、年に数回、診断をしますが、民間保険よりも保険の掛け金が安いです。
私がオバマ政権の国民保険計画を初めて聞いたときに、HMOのようなモデルだと思いました。以下のサイトを閲覧したら、やっぱり共通点があると分かりましたが、相違点もあります。僕は現在、日本の国民健康保険に加入しているので、オバマ・ケアの対象外になりますが、まだ、アメリカで所得税を納めているので、その資金がどのように利用されるかを理解するために、ウエブ上で確認しました。
そうしたら、日本の制度からいろいろな教訓が学べると思いました。このオバマ・ケアの計画を読むと、自分の制度に対に対して文句を言う傾向のある日本人は、どんな恵まれているかのかが分かるはずだと思いました。
3. アメリカで流行するクラウドファンディング(Crowdfunding)
Chance Barnett.”Top 10 Crowdfunding Sites For Fundraising.” Forbes. May 8, 2013.
http://www.forbes.com/sites/chancebarnett/2013/05/08/top-10-crowdfunding-sites-for-fundraising/
クラウドファンディングとはインターネットによる資金調達のことです。マスソリューション(Massolution)という会社が発行する「クラウドファンディング・インダストリー・レポート」(Crowdfunding Industry Report)によれば、2012年にクラドファンディングの100万件を通して、27億ドル(2700億円程度)の資金が集められました。資金調達の目的は様々でしたが、大まかに2種類に分けられます。一種類目は、「寄付」を中心にしているものです。共通の目標を持つ人間が資金を出し合い、あるいは支援したい目標か運動に寄付します。もうひとつのものは「投資」を中核にしています。資金を必要とする会社が債券または株を発行し、融資を確保します。
今年はクラウドファンディングが去年のほぼ倍くらいの51億円まで膨らむと予想されています。インターネットを通して活用できる資金確保の手段なので、僕のように、事業を起こす予定のある日本の居住者でも使えます。もちろん、クラウドファンディングのサイトの中にも、効果的なものも、あまり役に立たないもの、詐欺まがいのサイトもあります。起業にあたって、信頼できるサイトを調べました。以下のその上位10のファンドを紹介します。
1. キックスターター Kickstarter (意訳=何かに弾みをつける)
アートの展示から歌手の楽曲制作のように、創造的な作品のために寄付を募るのに役立つサイトです。
2. インディゴーゴー(Indiegogo)
寄付募集の運動を支援するサイトなので、投資資金以外にも、音楽、個人的な趣味、個人的な融資の望み(例えば、臓器移植の手術)など、幅広い対象の目的の資金調達を扱っています。
3. クラウドファンダー(Crowdfunder)
この起業家中心のサイトは、投資家、新規起業家、社交団体の人脈が充実しています。
4. ロケットハブ(Rockethub)
幅広い分野における、創造的または革新的なプロジェクトのために、寄付の形式で資金を集めるサイトです。特徴は、プロジェクトの促進者とマーケティングの専門家の人脈作りを円滑にするフューエルパッド(FuelPad)とローンチパッド(LaunchPad)の2機能がある点です。
5. クラウドライズ(Crowdrise)
慈善団体のための寄付を募るためのサイトです。
6. ソモレンド(Somolend)
既に、営業し、収入を計上している中小企業に資金を提供するサイトです。
7. アップバッカー(appbackr)
次世代の携帯用アプリの開発のための資金調達に利用すると、その開発を手伝えるコミュニティーにアプローチすることができます。
8. エンジェルリスト(AngelList)
技術中心の新規企業であり、既に、第一期の投資家がいる場合、シリコンバレーから資金を確保できます。
9. インベスティド・イン(Invested.in)
促進したい運動、達成したい社会的な目標に向けて、自分のクラウドファンディングサイトを立ち上がるためのソフトを提供しています。
10. クワーキー(Quirky ) (意訳 = 突飛な)
発明者のためのサイトです。資金を調達するだけではなく、他の発明者から、構想の商品化について指導を受けられます。
TEDxVictoria - Victoria Westcott: Crowdfunding 101
<推薦図書>
本ブログの著者ジョセフ・ガブリエラと杉本有造は、両者ともにMBAの保有者であり、英語と日本語の両方でエレベーターピッチを実施する豊富な経験を有しています。くわえて、両者の経験を活かして、ビジネスパーソンに対して、仕事の現場で直ちに活用できるエレベーターピッチの技法について指導しています。エレベータースピーチのテクニックを習得したいと思われている方に、二人の共著『エレベーター・スピーチ入門~アメリカビジネスで成功するためのプレゼンテーション&自己イメージ作りの技法』を読まれることを強くお勧めします。
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「アメリカ・ビジネスの最前線を切る!!」の目的
皆さんのビジネスリーダーとしての知識欲をさらに刺激するために、毎月、2回の頻度で、「アメリカ・ビジネスの最前線」を主な対象にして、「アメリカ・ビジネスでいま何が起こっているのか」「どのような最新技術に注目が集まっているのか」「日本や日本製品はアメリカでどのように評価されているのか」といった点について、アメリカ人としての見解を掲載します。日本のメディアでは、日本人による単一的(あるいは一方的)な見解が主張される傾向が強いように思えます。このブログ記事では、「世界には多様な考えがある」ということを日本の読者に具体的なテーマで知ってもらうことを意識しています。日本や日本人に対する外国人の見解、考え方を知ることで、読者自身の世界観を広げ、最終的にはビジネスチャンスにつなげてもらえればと願っています。とりあげてもらいたい「旬の話題」や建設的なご提案など、お気軽に著者までご連絡いただければ幸いです。
ジョセフ・ガブリエラ 博士/MBA
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IES全米大学連盟・東京センター
(The Institute for the International Education of Students, Tokyo)講師
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