とうとう始まった② | すべて世は事も無し

すべて世は事も無し

私が「うつ」の沼に足を踏み入れそうになった時に思い出した詩の一遍です。
遥か大空の向こうから見下ろせば、些末な事。
大丈夫!自分を取り戻し、前を向こう!!
「すべて世は事も無し」と言える位に・・・。

 

「すぐにでも弁護士を入れて財産分与してもらおう。

早くしないと、年金分割とか多く払わなくちゃいけなくなるから。

離婚するまでの時間が長引いたら損するから。」

自分の損得ばかり考え、周囲の状況などお構いなし。

 

自分の考えにウキウキして、早速パソコンで弁護士検索する異界の住人。

 

「財産をきちんときれいに分割するだけだから、一緒に1人の弁護士に頼めばいいだろう。今週の日曜日、一緒に面会に行けばいいだろ。」

1人で盛り上がっている。

 

弁護士費用を見て、

「100万位かかるのか。高いな。

そうだ!長男の奨学金を一時的に借りて使おう!」

「使ったらダメでしょ。長男の奨学金は長男の借金なんだよ。」

「一時的にだよ!借りるだけだよ。」

勝手に決めている異界の住人。

 

 よくもまぁ、人のお金を軽々しく勝手に使おうと決められるものだと思う。

仕送りの件などで、信用なんかないんだよ。あなたは!

私は後で長男に異界の住人の様子を報告し、奨学金は渡すなと警告しておいた。

 

 

「子供達の事を最優先に考えてね。

ちゃんと自分の口で子供達に話してよね。」

そう言うと、

「ほら!それが上から目線なんだよ!

そんなこと言われるの、余計なお世話なんだよ!」

 

 

「家を出てアパートを借りるとなると、私、長男の学費払えなくなるよ。アパート代になるからね。」

と言うと、

「えっ!なんでだよ。何でそうなるの?」

「私パートだからそんなにお金無いからね。

父親なんだから、子供のために一生懸命お金を出してくれるの?」

「君だって親だろ?君は何するのさ。」

「あなたが何を思っているか知らないけど、出産育児でブランクが10年以上あって、その後はずっとパートで仕事してたんだよ。

それに、今はもう50も過ぎて。

正社員だってなかなか取ってもらえないし、そんなにお給料もらえるわけ無いでしょう?」

「そんなの知らないよ。管理職にでもなれば女性でも良い給料もらえるよ。現に、ウチの会社の管理職だって女性いるし。

君の職種なら・・・。」

「??」

 

何言ってんだろうこの人は。

50過ぎてポッと転職して、管理職になれる職場なんてあるわけ無いでしょう。

それに私は以前、狭心症で心臓の薬を飲んでいたのに。

そんなストレスの高い事、また発作が起きるかも知れない。

そうなったら、パートすら危ういじゃない。

 

現実味のない話を、さも正論である様に偉そうに話す異界の住人。

 

「オレだってお金無いんだ。

君は去年まで長男に払っていた小遣いの分、なんで払えないんだ。一体どこ行ったんだ。」

「車(以前使っていた車は異界の住人に取り上げられる様な形になり、自分で中古の軽を買った)にかかるお金とか必要なんだよ。だから私だってお金無いんだから。

給料が少ないと食費や生活費が安くなるわけじゃないでしょう?

同じ様にかかるんだよ。

生活費で私から2万円と光熱費半額、長男の学費とかで無いんだよ。」

「フッ。2万円で生活できるわけ無いだろ。

オレが払ってやってるんだ。

TVとか、君がやっているネットとか誰が払ってるんだ。」

気持ち悪い・・・。

 

「あなたは家族を養うって事は考え無いんだね。」

「ああ。今はね。」

いや、昔から家族を養うって意識は薄かった。

いつもいつも、<オレの金>って言う意識だった。

 

 

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またさらに続きます。・・・