「すぐにでも弁護士を入れて財産分与してもらおう。
早くしないと、年金分割とか多く払わなくちゃいけなくなるから。
離婚するまでの時間が長引いたら損するから。」
自分の損得ばかり考え、周囲の状況などお構いなし。
自分の考えにウキウキして、早速パソコンで弁護士検索する異界の住人。
「財産をきちんときれいに分割するだけだから、一緒に1人の弁護士に頼めばいいだろう。今週の日曜日、一緒に面会に行けばいいだろ。」
1人で盛り上がっている。
弁護士費用を見て、
「100万位かかるのか。高いな。
そうだ!長男の奨学金を一時的に借りて使おう!」
「使ったらダメでしょ。長男の奨学金は長男の借金なんだよ。」
「一時的にだよ!借りるだけだよ。」
勝手に決めている異界の住人。
よくもまぁ、人のお金を軽々しく勝手に使おうと決められるものだと思う。
仕送りの件などで、信用なんかないんだよ。あなたは!
私は後で長男に異界の住人の様子を報告し、奨学金は渡すなと警告しておいた。
「子供達の事を最優先に考えてね。
ちゃんと自分の口で子供達に話してよね。」
そう言うと、
「ほら!それが上から目線なんだよ!
そんなこと言われるの、余計なお世話なんだよ!」
「家を出てアパートを借りるとなると、私、長男の学費払えなくなるよ。アパート代になるからね。」
と言うと、
「えっ!なんでだよ。何でそうなるの?」
「私パートだからそんなにお金無いからね。
父親なんだから、子供のために一生懸命お金を出してくれるの?」
「君だって親だろ?君は何するのさ。」
「あなたが何を思っているか知らないけど、出産育児でブランクが10年以上あって、その後はずっとパートで仕事してたんだよ。
それに、今はもう50も過ぎて。
正社員だってなかなか取ってもらえないし、そんなにお給料もらえるわけ無いでしょう?」
「そんなの知らないよ。管理職にでもなれば女性でも良い給料もらえるよ。現に、ウチの会社の管理職だって女性いるし。
君の職種なら・・・。」
「??」
何言ってんだろうこの人は。
50過ぎてポッと転職して、管理職になれる職場なんてあるわけ無いでしょう。
それに私は以前、狭心症で心臓の薬を飲んでいたのに。
そんなストレスの高い事、また発作が起きるかも知れない。
そうなったら、パートすら危ういじゃない。
現実味のない話を、さも正論である様に偉そうに話す異界の住人。
「オレだってお金無いんだ。
君は去年まで長男に払っていた小遣いの分、なんで払えないんだ。一体どこ行ったんだ。」
「車(以前使っていた車は異界の住人に取り上げられる様な形になり、自分で中古の軽を買った)にかかるお金とか必要なんだよ。だから私だってお金無いんだから。
給料が少ないと食費や生活費が安くなるわけじゃないでしょう?
同じ様にかかるんだよ。
生活費で私から2万円と光熱費半額、長男の学費とかで無いんだよ。」
「フッ。2万円で生活できるわけ無いだろ。
オレが払ってやってるんだ。
TVとか、君がやっているネットとか誰が払ってるんだ。」
気持ち悪い・・・。
「あなたは家族を養うって事は考え無いんだね。」
「ああ。今はね。」
いや、昔から家族を養うって意識は薄かった。
いつもいつも、<オレの金>って言う意識だった。
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またさらに続きます。・・・