昔、異界の住人が、
「最近の若い奴はホウレンソウもできない。」
とグチグチ文句を言った。
初めて聞く言葉だったので、
「ホウレンソウ?ってどういう事?」
と聞いた。
その言葉を聞いた異界の住人は子バカにした様に
「フッ!ホウレンソウも知らないの?そんなの常識だね!」
「だから、何の事なの?」
「こんなの世の中の常識で、みんな知っている事だ。報告・連絡・相談。これで報連相。そんな事も知らないの?だからダメなんだよ。信じられない。」
『何?そのかっこつけた標語みたいなものは・・・。そんな当たり前の事、わざわざそんな標語にしなくても普通やるでしょ?』
今まで私が働いて来た所では、そんな言葉は聞いた事も無かった。
「そんな言葉初めて聞いたんだけど、いつからそんなの言い出したの?」
「フッ!そんな当たり前の事知らないなんて、だからダメなんだ。」
私はOLではないのでサラリーマン社会がどうかなんか知らない。
けれど、私の職場では、報告も連絡も相談する事も当たり前の事で、わざわざ標語にするまでもない事。
それどころか、対策・対応・修正もみんなで共有する。
これはこの仕事では当たり前にする必要な事。
それら普通にやっている事に対し、どこかの業界で<標語>の様にまとめたからと言って、その<標語>を知らなかっただけで、どうしてバカにされなければいけないのだろう?![]()
やらなければいけない事をやらないからではなく、その<標語>としての言葉を知らないだけで、なぜ見下されないといけないのだろう?![]()
そして、そうやって人の事をバカにしていた異界の住人。
現実では彼の方こそ報連相が出来ない。
いくら<報連相>の言葉を知っていても、実行していないのでは何の意味もない。
今では私が彼に対して会話をせず、状況を聞いてあげない状態なので、異界の住人は全く報連相をしない。
でも、そういえば・・・。以前から彼は自分から報連相はしなかった。
私が情報を聞き出してあげていたんだった。
その事について指摘した事があったが
「報告も連絡も相談もする事なんか無いし、する必要性も感じないね!!」
と吐き捨てた。![]()
自分ではやりもしないのに、他人の事に対しては文句を言う。
偉そうに言っている事と、彼が自分でがやっている事が大き違うのを見るたびに、心のモヤモヤが大きくなる。
これが、特性によるものであっても・・・。