Wrestle Kingdom18の感想・その2 | ONCE IN A LIFETIME

ONCE IN A LIFETIME

フィリピン留学から人生が変わった一人の男のお話です。

話は前後するが、会場前ではグッズを買う人たちの大行列が出来ていた。いつも思うのだが、通販でも買えるグッズをそこまで並んでまでドームで買いたいか、と思ってしまう。この日は来場前に闘道館に寄ってから来たので、闘魂ショップのあるいつものJR水道橋駅側には行かなかったのであるが、4年前の事を思うとそこでも大行列が出来ていたに違いない。その当時はあの狭い店舗前に巣百人レベルの行列が出来ており、当然の事ながら入場制限が起きていたものである。

 

そして試合開始、平成初期などは中堅どころの10人タッグなどがよく組まれていたのであるが、今では本選からあぶれた選手たちはダークマッチ扱いのニュージャパンランボーなる、いわゆるロイヤルランボー形式のバトルロイヤルが行われるのが基本である。しかし、私は焦点が定まらないバトルロイヤルがあまり好きではないので、後々の事を考えて休息にあてる事にした。そうでもしないと、メインまでに集中力が切れてしまうからである。

 

それを防ぐため、ロックVSホーガンのように、WWEはメイン級の試合を真ん中に持ってくる事がままあり、その後の試合は比較的重要視されない試合を組んだりして、観客を疲れさせないような試合順を組む事がほぼ通例である。しかし、日本は試合順が格に明確に関わってくるので、観るほうとしては前半の試合を捨ててでも後半に備えておかなければならないのだ。なので、全試合を全て楽しむ派には申し訳ないのだが、やはりいくつかの試合は休息に企てなければ私としては体力も集中力もついていかないのが事実なのである。

 

なので、当然ダークマッチは散漫な感じで観ていたのであるが、途中客席が一気に湧いたシーンがあった。当然、4年ほど前に引退したはずの飯塚高史が突然現れた瞬間である。しかも、身体が非常に出来ており、このために身体を作ってきた事も良く分かったほどであった。

 

そして試合が終わると、私はパンフレットを買うために会場内の売り場へと並んだ。しかし、いざ自分の番になった際、現金だけと言われてしまい並んだ時間が完璧に無駄になってしまった。現在、東京ドーム内の売店は全てキャッシュレスとなっているのに、ここだけ現金と言うのはあまりにもナンセンス。使えないなら最初からそうアナウンスしてくれよとしか言いようがなかった。

 

そして本選開始となったが、私は正直セミとメイン以外にお目当てはなかったので、あまり語る事はないのであるが、海野のバイクによる入場はきまっていた。昔、ヘルレイザーズの2人が他人の運転するバイクに乗ってきた際、それを見たマサ斎藤が「自分で乗ってこなきゃだめだよ」とダメだししていた事を覚えているので、ようやくその通りになったかと思ったものである。

 

ただ、試合は割とあっさり終わり、それ以外も含めてほぼ10分ほどで決着していった。そして、昨年同様に某タッグマッチがやはりトイレタイムとなり、あからさまな民族大移動となっていたものである。昔であればどうでも良い外人同士のシングルがそれにあてられていたのであるが、さすがにタイトルマッチでそれをやられると気の毒に思えて仕方がない。