ゲーミングモニター・アイ・オー・データ・ギガクリスタのお話。 | ONCE IN A LIFETIME

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フィリピン留学から人生が変わった一人の男のお話です。

現在、メインのゲーミングモニターは全て最新コンソールで占拠されているので、宝の持ち腐れ状態のPS3とXbox360のために、アイ・オー・データーの廉価版ゲーミングモニターであるギガクリスタの24.5インチ・75KHzモデルを購入した。



実は2019年11月頃にすでに購入していたのであるが、画質に満足いかなかった事、そして半年後にゲーミングPCを購入した際にASUSのモニターに買い換えた際にメルカリで売却してしまっていた。なので、今回はおおよそ3年ぶりの使用となる。

 

以前のインプレッションとして、やはり画質に満足いかないというものがあったのであるが、当時は初のゲーミングモニターと言う事で、比較対象が50インチのハイセンスしかなかった。このテレビはVAパネルだったので、応答速度は微妙であったのだが、その反面画質は非常に良かった。なので、そんなテレビと比べてしまったら、それは劣るに決まっている。

 

しかし、今はそれなりにゲーミングモニターを購入した後である。なので、初期状態では確かに地味に映ったものの、エンハンストやコントラストを調整した後であれば、私が想像していたよりも遥かに綺麗に映ったのである。実売15000円程度でこの画質なら十分すぎるほどだ。

 

肝心の応答速度も、TNパネルだけあって素晴らしく、そしてオーバードライブを3にしても逆残像などはほとんど目立たない。2Dシューティングの多いXbox360などにはこれだけでも大きなアドバンテージだ。

 

もちろん、その反面フレームレートは75KHzが最高と言う欠点こそあるものの、このHz時点でほぼコンソール使用を大前提としているはずなので、60Hzが最高な家庭用ハードであれば何の問題もない。むしろ144Hzとか使用している方がよっぽどオーバースペックである。

 

また、今の時代でありながらもアナログRGB端子までついているので、ハードさえ生きていればドリームキャストをつなぐ事も出来る。

 

2019年かつ廉価モデルと言う事もあって、調整機能のボタンなどは安っぽさは否めないが、まあそこは価格と引き換えと言う事であろう。スピーカーも良いとは言えないが、パネルに特化したゲーミングモニターでサウンド面にケチをつけるのはナンセンスである。そもそもこんな薄い筐体で高音質など出せるはずもないのだ。

 

ベゼルもそこそこ太めであるが、BenQのZOWIEシリーズも太めなように、ゲーム用としてはベゼルが太い方が画面に集中できるメリットもあり、私的にもそれはそう思えるのでこれに関しても特に問題はないだろう。

 

スタンドも角度調整のみであり、スイベルはもちろん上下移動すら調整不可能である。まあさすがにこれも価格を考えれば致し方ないとは言え、高さ的にはちょうどいい感じなので、余程視点が合わない限りはこのままで大丈夫と言えるレベルではあるかとは思う。

 

前述のように、Xbox360には縦スクロールシューティングの傑作が多いので、縦画面でプレイしたい人も多いと思うのだが、個人的には横画面でも解像度は十分なので、色々な手間を考えたら結局このままでプレイする人がほとんどであろう。

 

ゲーミングモニターと言えばやはり台湾メーカーが強いが、旧家庭用ハードにはオーバースペックなものが多いので、今でもかつての遺産を活かしたいのであれば、このモデルは十分お勧めと言える。