少し前、とうとうXL2546Kを購入した。2020年10月発売だからすでに2年以上前のモデルとなるが、今なお最高のゲーミングモニターのひとつだ。
私はその下位モデルに当たるXL2411Kを使用しており、PCゲーマーではない私にとっては基本それでも十分すぎるほどである。しかし、DyACを使用すると仕様上必ず輝度が低下してしまう事、そして先月2台目のPS5であるデジタルエディションを購入した事もあり、最高のコンソールを使うのであれば最高のゲーミングモニターも欲しい、と言う事で遂にXL2546Kを購入したのである。
現物自体は、秋葉原のTSUKUMO本店で見ているのであるが、やはりプレミアムにしても輝度がまるで低下しないDyAC+の威力は本当に凄かった。しかし、このモニターの特徴はそれだけではなく、画質もIPSに負けず劣らず美しいのである。TNは反応速度が最高な代わりに、画質と視野角は大きくIPSに劣る、と言うのは常識なのであるが、画質の調整次第では下手なIPSよりも余程綺麗に映る。
さすがに普段使いや動画視聴ではIPSにはかなわないのであるが、それでも現在6万前後もするモニターだけあり、エントリーのTNパネルよりかは大分まともに使う事が出来るだろう。メインに使える、とまでは言わないものの、それでもこれまで私が使用してきたTNパネルとは段違いのレベルである。
まあ、XL2411Kの画質も素晴らしかったので、実質大して変わらないレベルであったかも知れないが、前述のようにこちらはDyACを使用すると必ず輝度が低下してしまったので、本質的な画質の美しさは堪能出来ていなっただけかも知れない。ただ、DyACは60Hzでは大きな効果は期待出来ないので、PS4やSwitchなどであればこのモデルでも十分ではある事も確かではある。それでも、全く効果がない訳ではなく、残像自体は肉眼でも確認出来るぐらいに軽減はされている。しかし、その代わりに、特にレトロゲームなどは残像の代わりにドット単位の動きが目立ってしまうようになるので、それが好みではないのであれば、2411Kでも十分なのは確かかも知れない。
しかし、ご存じのようにPS5とXSXSでは120Hz対応なので、その2機種でプレイするなら2546Kを所有する価値は十分にある。何度も言うようだが、TNパネルとは思えない画質の美しさ、そしてまるで輝度が低下しないDyAC+は本当に感動する。これまで色々ゲーミングモニターを購入してきたが、間違いなくこのXL2546Kが最高だ。つまり、これを買ってしまえば良質なゲーミングモニターを探す旅も終わりと言う事である。