なので、すでに前作Oneを超える売り上げを記録しているXSXSであるが、ぶっちゃけそれでも私的にはPS中心と言うのは変わらなかった。それはもちろん格ゲーメイン機種と言う事もあるのだが、一番はアケアカの存在である。私のようなレトロゲーマーは、PS4を購入した最大のきっかけがアケアカだったという人は相当数いるはずである。初代グラディウスやII、そして初代ダライアスなどがリリースされた時などはその傾向が顕著に表れた。
その後、SwitchでもアケアカはリリースされていきPS4独占とは行かなくなるが、それでもXboxOneでリリースされたのはアケアカネオジオのみであり、本家シリーズは今なお一切展開されていない。まあ、Oneの普及台数を考えればそれも仕方がないとは言えるのだが、今となってもリリースされていないとなると、どうしてもPS中心に偏ってしまうのは仕方がない。
ただ、アケアカをプレイしない人であれば関係のない話であるし、PS独占タイトル以外はほぼマルチ展開と言うのもあるので、PS5が入手困難な現在としてはXSSで妥協しても全然満足出来ると思う。確かにネイティブ4Kは出せないが、PS5やXSXでもネイティブ4K出力だとかなり重くなるし、フレームレートも落ちてしまう。実際、私もFHシリーズなどはずっとフレームレート重視でプレイしているし、FHD144Hzのゲーミングモニターでプレイする事を前提とするならば、XSSでも十分すぎる訳である。
まあ、これでも今ではゲーム機を買うならゲーミングPCで十分と言う声もあるものの、冷静に考えてまともなスペックのゲーミングPCを買う場合は、最低でも15万以上、それなりを要求するなら20万は出さなければならないので、ゲーム目的のためにそれだけ出せる人と言うのは正直それほど多くはないはずである。
もちろん、PCはゲーム専門ではないし、ゲーム専用機などよりもとてつもなく色々な事に使えるので無駄にはならないだろうが、それでも大抵の人にはオーバースペックになるはずである。それが、XSSなら3万円ちょい払えば買えるのだから、やはり気軽に次世代機を味わいたいのであれば今なお勧めと言えるだろう。
まあ、どうしてもPSに劣ってしまう点と言えば、日本での普及率の差により周辺機器が圧倒的に不足している事である。XSXSにもそれなりにアケコンを使用するゲームが多いので、私がXboxOneXを買った時などはかなり苦労したものである。もちろん、UFBは完全対応しているのだが、そこまでするのはなかなか敷居が高いのも確か。HORIのファイティングスティックαも国内向けは初回で終了しているし、その点は相変わらずなのであるが、幸いBrook発売のWingmanコンバーターの出来が非常に良いので、最悪それを使えば大丈夫だろう。