入力遅延計測について語る・その5 PS4 | ONCE IN A LIFETIME

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フィリピン留学から人生が変わった一人の男のお話です。

今回はPS4で個人的に気になっていたゲームを調べてみた。結果は以下の通りである。

 
本体:初期型PS4
モニター:ゲーミングモニター BenQ XL2411K
アケコン:Brook UFB
 
PS4ゲーム名 遅延(ms) 1フレーム 遅延(フレーム)
雷電 37.5 16.67 2.24955009
R-TYPE ORIGINAL 116.7 16.67 7.00059988
R-TYPE ARRANGE 104.2 16.67 6.25074985
コットン ブーメラン 116.7 16.67 7.00059988
バトルガレッガ 58.3 16.67 3.49730054
エスプレイド 45.8 16.67 2.74745051
ストライカーズ1999 66.7 16.67 4.00119976
ストライカーズ1945II 66.7 16.67 4.00119976
餓狼伝説SPECIAL 58.3 16.67 3.49730054
出たな‼︎ツインビー 50 16.67 2.99940012
スターフォース 50 16.67 2.99940012
サンダークロス 37.5 16.67 2.24955009
ゼクセクス 58.3 16.67 3.49730054
VSグラディウス 79.2 16.67 4.75104979
グラディウスII 70.8 16.67 4.24715057
グラディウスIII 58.3 16.67 3.49730054
グラディウス 42.1 16.67 2.52549490
前回のケツイなどでもそうであったが、実機ブラウン管並みに遅延を感じない数値は37.5がほぼ理論値だと思う。今回で言えば雷電とサンダークロスがそれに当てはまるのだが、どちらもレバーを入れた瞬間に自機が動いてくれるのをダイレクトに実感出来るはずである。それほどこの数値に当てはまるゲームは遅延が存在しない。
 
次点では初代グラディウスとなるが、これはYouTubeでも先人が2.5フレームと出している通り、こちらでもほぼその範疇に収まった。リリース直後は遅延が存在していたようであるが、今はご覧の通り2.5フレームというこちらも実機ブラウン管並の感覚である。こちらも前述2ゲームと同じぐらいに遅延を感じる事はないのでとても快適だ。
 
M2移植のバトルガレッガとエスプレイドもさすがに優秀だ。前者は3フレーム以上と、他の移植に比べると遅延を感じるレベルなのだが、こちらは実機でも存在していたためプレイ感覚は実は基板と同じである。
 
そんな初代に比べると、続編は劣ってしまう。個人的にはグラIIがグラIIIよりも遅延が大きいのが意外だったが、確かに装備セレクト画面のカーソルの動きが鈍い感じはしてしまう。
 
彩京も4フレーム前後であるが、それでもPS4版は、Switch版があまりにも酷い遅延だっただけに、これでもえらく操作が快適に思えたものだ。こちらも基板の時点で存在するらしいので、と言う事はもしかしたらストライカーズ1945IIなどは初代PS版が一番出来がいいのかも知れない。実際、PS4版が発売されるまでは、PS3で走らせてもSwitch版よりも快適にプレイ出来たほどである。
 
対照的に重いのが、見ての通りR-TYPEと、昨年一部で話題となったSS版移植のコットンである。前者はオリジナルのXbox360版と比べると明らかに遅延が感じられたが、やはりご覧の通りである。一応、オリジナルとアレンジ両方で試してみたが、まあ実際は変わらないであろう。
 
コットンは発売時点では10フレームほどの遅延があったそうであるが、2月ぐらいのアプデで7フレーム前後まで改善された。シューティングだと5フレーム以上遅延がある時点でかなり操作的には支障が出るので、当然明らかにプレイに支障が出るレベルであるのだが、これでもSwitch版の戦国エースなどよりかマシなのだから恐れ入る。
 
また、格ゲーで唯一計測した餓狼伝説SPECIALは、個人的に気になっていたからなのであるが、ストリートファイターのアニコレがあの有様なので、こちらはかなり優秀な数値と言える。