2000年はあまりゲーセンに通う事はなかったが、翌年3月に2chに遠藤雅伸氏が降臨した事をきっかけとして、ナムコミュージアム版ながらゼビウスをプレイし、1000万点を記録したのをきっかけとして、90年代後半にリリースされた縦スクロールシューティングをプレイするようになっていった。
具体的には怒首領蜂やストライカーズ1945IIなどであるが、この2作は1997年リリースながら超ロングヒットを記録し、2001年ぐらいまでなら比較的ゲーセンで見かけたものである。特に後者はロングヒットの代名詞とも言えるゲームであり、恐ろしいほど長くゲーセンに置かれていたものである。私の記憶にある限り、ここまで長く置かれていたシューティングというのは他に類がなかったのではないだろうか。
プレイしてみると分かるが、基本は彩京シューティングのテイストをフォローしているだけにも関わらず、前作はもちろんの事、同社の他シリーズと比べてもその面白さは際立っていた。このゲームに限り際立ったギミックはないにも関わらず、である。つまり、それはまさに奇跡的とも言えるほどのゲームバランスの賜物であった、と言えるだろう。
しかし、それでもランダム性が強い縦シューに関してはまだ苦手意識が強かったので、ゲーセンだけでやり込んでクリア、というのは遠い道のりであった。という訳で、当然PS版を買ってそれで練習したものである。いずれもSS版も発売されているが、2Dに強いはずのSSであるにも関わらず、この2作に関してはPS版の方が圧倒的に出来が良いため、縦画面にすればほぼゲーセンそのままの感覚でプレイ出来たものだった。
それでも、当時はまだYouTubeもなかったし、当然ゲーメストの攻略もなかったものだったから、クリアは一筋縄ではいかなかった。それでも、非常に良く出来た攻略サイトもあったので、それを参考にしつつプレイ、しばらくして遂にいずれのゲームも1周を達成出来たのである。
また、当時のシューティング隆盛のきっかけとなった「バトルガレッガ」においては、当時ゲーセンでプレイした記憶がない。のち、SS版を購入出来たものの、移植は完璧ながら当時のモニター環境では厳しい面もあったため、6面ぐらいまでがやっとだった気がする。
うち、2022年7月現在、ストライカーズ1945IIとバトルガレッガにおいては、PS4とXboxOneにおいて完全移植がプレイ出来るのだが、怒首領蜂においては今なお旧ハードのみのリリースなため、いずれは復刻もして欲しいものである。