PS5は55インチの有機ELに接続し、PS4ProとPS4はそれぞれ別々のゲーミングモニターに繋いでいたのであるが、あまりにも後者ばかり使いPS5は宝の持ち腐れ状態になっていたため、それはあまりにも勿体なさすぎる、と言う訳でPS5を現在ほぼメインに使用しているBenQのEL2870Uに接続し、メイン機種とした。
このBenQのEL2870Uは、4年前に発売されたゲーミングモニターだけあってOSDや操作性に古さは否めないものの、TNパネルながら画面は非常に美しく、応答速度も早く入力遅延も皆無、そして価格も現在では3万円台中盤というリーズナブルさもあり、コンソール用の4Kディスプレイとしてはまだまだ一線級のゲーミングモニターである。
もちろん、その価格帯だけあって60Hzまでしか出力出来ないのであるが、いくらPS5が120Hz対応ではあってもそれを活かせるゲームは多くはなく、FPSガチ勢でもなければ60Hzでも十分滑らかなため、私的にはまだまだ十分である。まあ、さすがにYouTubeなどを見る際にはIPSが欲しいな、と思わなくもないが、ゲームメインである以上やはり最も重要なのは応答速度であるため、特にシューティングゲームを好む私としては妥協は出来ないのだ。
さて、これで遂に宝の持ち腐れが終了、ようやくPS5がメイン機となった訳であるが、大抵のゲームはPS4とは言え、それでもやはりさすがにPS5だな、と唸らざるを得なかったものだ。一部のゲームが60FPSで動くというのは一番のメリットであり、例えばFFXVなどは軽量モードにすると60FPSでさくさく動いてくれる。さらに、このゲームに関してはHDRが非常に効果的に働いてくれるため、TNとは思えないほどの映像美を堪能出来るものだ。
それ以外に関して言えば、やはりUIのスムーズさだ。XboxOneと比べて、PS4の時点でUIはさくさく動いてくれるのだが、それでもダウンロードやゲーム起動時の速さなどはPS5が圧倒的である。私はDLでしか買わないので、PS4でDLを繰り返す時などはもたつきが気になって仕方がなかったのであるが、それがPS5だと大分スピーディになるものだ。
そして、私は昨年リリースされたVictrixのヘッドセットを使用しているのであるが、これも同じPS4ゲームであっても、PS5に接続時の方が音が良く聴こえるような気がする。これは科学的な検証が出来ないので、ひょっとしたらプラシーボに過ぎないかも知れないが、それでもPS4接続時よりもダイナミックに感じたのは確かである。
なので、もうこれだけでPS5しかない、という感じなのであるが、デメリットもある。これはネットでも散見されているが、スタンバイ時からの復帰が不安定な事がままあるのだ。PS4だと電源周りのトラブルが皆無だったので、入手しづらい事もありPS5で復帰出来ない時があると冷や汗ものだ。
そして、当然PS4ゲームは全て外付けHDDに入れているのであるが、最大容量の8TBを使用しているせいもあるせいか、HDDの認識に時間がかかる事がままある。設定でストレージを選択しても中身が見れない事もままあるのだが、その場合は本体SSDの一覧を選択し、それが見れるまで待てばHDDも認識はしてくれるのであるが、それに気付くまでは焦ったものである。
そういうデリケートさがあるため、ほとんどPS4のゲームしかしないのであればPS4かPS4Proのままでもいいかも知れない。実際、私はPS5の故障を恐れたため、PS4Proを使い続けたという理由がある。ただ、やはりPS5の快適さを一度味わったら戻りたくないとは思うし、重いゲームで知られる「サイバーパンク2077」のPS4版も、PS5で走らせればPS5と変わらないぐらいサクサク60FPSで動いてくれるので、やはりPS5がもっと出荷してくれる事を祈るばかりである。