スーパーファミコンを愛す・その5 | ONCE IN A LIFETIME

ONCE IN A LIFETIME

フィリピン留学から人生が変わった一人の男のお話です。

これまで述べてきたよう、初めて購入、そしてプレイしたソフトはSFC版グラディウスIIIだったのであるが、ファミコンのページでも述べてきたように一番ハマったのはF-ZEROであった。内容自体に関しては説明するまでもないほどであろうが、本編はもちろんの事、とにかくプラクティスモードにおけるMUTECITY-Iのタイムアタックが熱く、全国のユーザーが時間を忘れて熱中していったものである。

 

これに関してはファミ通も大特集しており、ここで2分を切る必須テクニックの全てが紹介されていた。敵車の体当たりで加速する技は雑誌によってまちまちであったが、ファミ通では「ソニックスタート」で統一されていたのでここではそれで通していく。これなしでは絶対に2分は切れないので必須なテクニックではあるのだが、実は敵車が自車のどこに当たるかで加速度が変わってくるため、ここで更なる微調整が必要となってくるのだ。

 

ここに関しては触れられていなかったので、なかなか2分を切る事は出来なかったのだが、なんとか1.59.95を出す事が出来た。その後、長らくこのタイムは切れなかったのであるが、数年後に前述の技を極めると、ミスさえしなければほぼ確実に2分を切る事が可能となり、ランキングも全てそれで埋めたものである。

 

そして、話は前後してしまうが、私は本体購入と同時にステレオAVケーブルも購入した。あいにくまだうちのテレビはモノラルだったので、完全なステレオには出来なかったのであるが、幸いにもビデオデッキにはヘッドホン端子が付いていたため、それでステレオ音声を楽しんでいたものである。さすがに3音しかないゲームボーイとは異なり、256段階に分かれているSFCの音の広がり方は抜群、特にF-ZEROなどは大迫力だったものだ。

 

SFC版グラディウスIIIの方も、ぶっちゃけF-ZEROほどは夢中になれなかったとは言え、全難易度でクリアする事が出来た。隠しモードのARCADEだと相当敵弾が速くなり、後半の難易度もそこそこ高くなるが、エディットで最強装備、特にSFC版はリデュースが敵弾2発まで耐えられる事もあって、今作最強のシールド装備となっており、それを使えさえすればまあなんとかなる。

 

ただ、前にファミコンのページでも触れたように、ファミ通の冊子をきっかけとしてアーケード版に関心を抱いた私は、本体購入後から1ヶ月して友人を引き連れて遂にアーケード版をプレイする事となり、それに魅了された私はSFC版への関心が急激に薄れたものである。それは致し方ないのであるが、という訳でこれ以降はほとんどプレイする事はなくなってしまったのだ。