アーケードアーカイブスを愛す・その7 | ONCE IN A LIFETIME

ONCE IN A LIFETIME

フィリピン留学から人生が変わった一人の男のお話です。

2018年になってもアケアカNEOGEO中心の展開であり、本流の方は隔月に一度ぐらいのペースだった。そんな時にリリースされたのが「ムーンパトロール」である。国内の任天堂ハードには一切移植されてこなかった事もあって、知名度はそんなに高くはないとは思われるのだが、個人的には大変特別なゲームである。というのも、これこそが私が初めてプレイしたアーケードゲーム、かつビデオゲームだからである。

 

先ほど上げたナツゲー以外にも、結構前にそのいきさつは触れたと思うのであえてここでは多くは語らないが、とにかく私のアーケードゲーム人生はここから始まった訳である。しかし、家庭用に移植するには古すぎたか、はたまた背景の多重スクロールが困難だったのかは不明だが、ファミコンに移植される事はなかったため、アーケードでプレイする以外にはなかった。しかし、1991年の「ザ・ベストゲーム」において名前が判明して以降も、さすがにゲーセンで見かける事もなく、かつて一世を風靡した「トライアミューズメントタワー」にもなかったため、長らくプレイする事は叶わなかったのだ。

 

それが、まさかの最新ハードでのリリースとなったのだ。まあ、今となってはたわいのないゲームかもしれないが、それでも当時は夢中になったものである。また、アーケードで初めて多重スクロールを実現したのもこれらしい。基板上でBGが複数扱えたのか、それともラインスクロールのみの表現かは不明だが、奥行きのある画面に当時のゲーマーたちは目を見張ったに違いない。

 

その後、アイレムのゲームは「Xマルチプライ」や、「イメージファイト」などファン待望のシューティングがリリースされていった。しかし、アイレム最大の傑作と言えばもちろん「R-TYPE」である。しかし、こちらはすでにXbox360をオリジナルとする、「R-TYPE Dimensions」がリリースされている影響からか、今日までリリースされていないので期待薄かもしれない。ただ、それに関してはXbox360版と、PS3版以外には全て入力遅延がはっきりと存在するので、出来ればアケアカで完全版をリリースして欲しい所なのだが。