続・カプコンアーケードスタジアム | ONCE IN A LIFETIME

ONCE IN A LIFETIME

フィリピン留学から人生が変わった一人の男のお話です。

最近、カプコンアーケードスタジアム(CAS)内のゲームが単品販売開始され、それに伴って限定のセールも行われた。現在のマルチプラットフォームゲームはハード毎による違いなどほぼ皆無に等しいので、正直いちコンソールだけあれば十分な話である。しかし、かなり安かったので、ゲーマーの性かこのセールによりXbox版も購入してしまった。

 

その動機となったのは、もちろん遅延である。これまでの傾向において、マルチ展開であればXbox系が最も遅延が少ない、という事が多かったので、単純にそれに興味があったと言う事である。最近でも、「雷電V」などは全コンソールにおいて最も遅延が少ないのだ。つくづく、Xboxにおいてネオジオ以外のアケアカが展開されていないというのが誠に残念ではある。

 

ただ、無料の1943をプレイしていた時点で、他機種と遅延は変わらない事自体は気づいていた。なので、さほど期待もしていなかったのではあるが、まあ結論を言ってしまえば他機種と大差はない。なので、一応それに関して言えば、今なお垂直同期をOFFにしたSteam版が最も遅延が少ないバージョンである。と言う訳でそこに拘るのであれば、今でもSteam版一択であろう。

 

家庭用のみの場合であれば、これはもうお好みである。ただ、やはりマシンパワーの影響か、Switch版の場合はメニュー画面で若干のもたつきを感じてしまう。まあ、それでも発売当時に見られたフレーム落ちなどは改善されており、心なしか遅延も少なくなっているような感じもあるので、プレイに支障はないだろう。もちろん、ゲーミングモニターとRAPの使用が大前提ではある。

 

なのでそう言う意味からしても、アケコンが最も豊富であるPS4版が、コンソールにおいては今なお最良の選択だろう。マシンパワーの観点から言えばXbox版でも問題はないのだが、XSXSになってもアケコン不足の問題は解決してないし、ユーザーの絶対数の大さからでもPS4版しかないと言える。HORIからファイティングスティックαがPS4版よりも先行して発売されたとは言え、日本ではすでに絶版扱いに等しいのが残念である。

 

このCASは非常にお買い得であり、また単なるオムニバス集よりも遥かに細かい設定などが出来るので、そこら辺のやっつけ仕事とはモノが違い、レトロゲーマーともなれば絶対に買って損はないソフトのひとつではある。さらに、タイトルやメニュー画面のBGMの出来が非常に素晴らしいので、これも必聴の価値ありだ。