遂にアケアカにバンナムの参入が発表された。これは、昔で言うならコナミがPCエンジン参入を果たした時ぐらいのビッグニュースであるかと思う。特に、近年はナムコミュージアムシリーズが途絶えており、現行ハードでのプレイ手段がなくなりつつあったので、余計に朗報とも言える。
そして、その第一弾は、それに相応しいタイトルと言えるパックマンとゼビウスである。いずれもSwitch先行であり、PS4版は2週間遅れとの事であるが、正直これにおいて不安を覚えたユーザーも多いのではなかっただろうか。そう、Switchは言わずと知れた遅延ハードであり、これまでいくつもの「前科」が存在してきたからである。私もそれを不安に思い、スキップしようかと思ったのであるが、さすがに40年近く前のゲームであればいくらSwitchであってもそこまでの遅延は存在しないだろう、と思い、ゼビウスだけを購入してみた。
結果は…すでにTwitterでも上がっているように、近年まれにみる、こちらの想像を遥かに超えるレベルの遅延であった。あまりにも尋常ではないので、正直これはグラIIIの7フレーム以上では、と思ったのだが、案の定検証によると前代未聞の8フレームである。これは、かつてのタイトーメモリーズのダライアス外伝並なのではないだろうか。当然、まともにプレイする気にはならず、すぐに止めてしまった。
なので、この場合、PS版の「ゼビウス3DGプラス」を、PS3プラスゲーミングモニター、かつPS4モードでPS3を操作出来るアケコンを使う方が遥かに遅延は少なくプレイ出来るというオチである。まあ、さすがにあと2週間待つ方が得策ではあるものの、ここまでの遅延ではPS4版でもそれなりにあるのではないか、と不安を覚えてしまうものである。
そして、さらに不思議なのは、PS4でグラディウスが発売された当時よりも遥かにゲーミング環境は改善され、モニターもアケコンもほぼ遅延を感じる事のない域にまで達しているのであるが、未だに環境のせいにする輩が絶えない事である。もちろん、皆が皆そういう環境でない事は確かであるかも知れないが、それでもまさかゼビウスがSwitch初のソフトという人も居ないだろうし、他のゲームと比較しても明らかに遅れている事ぐらいは理解が出来るだろう。
と言う訳で、前述のようにPS4も所有している人たちは、10月7日を待つ方が得策と言う事である。