オンラインレッスンというハッシュタグがあったのでふと思ったが、確かにコロナの影響により今では猫も杓子もオンラインである。ただ、在宅関連は別に今に始まった訳ではなく、その昔は内職や通信教育といった形で存在していた。前者は小学生の時の友人の母親がやっており、毎回遊びに行くと何やら不思議な物体が色々あったものだ。後者は私はやった事はないが、プロレス雑誌の広告としておなじみの日武会の怪しい通信教育講座が色々掲載されていたものである。
さて、本題であるが、オンラインレッスンの先鞭をつけたのはやはり英会話ではないかと思う。その昔、学校の授業では英会話という概念は皆無であり、進学するためのものというとらえ方しかなかったので、英会話を学ぶには直接自らの足で駅前留学、もしくは本当に海外留学をするぐらいしかなかった。しかし、これまで散々述べてきたよう、日本人が英会話を習得するのは大変な時間を要するために、週1度通った程度ではほとんど上達しないものなのだ。
それで、結局大半の人間が諦めてしまうのであるが、そんな状況を劇的に変えたのがオンライン英会話だ。おそらくレアジョブが最初ではないかと思われるが、Googleによると創設は2007年10月の事だという。まだYouTube日本語版が一般的になったかどうかの頃だから、そう思うと大分昔の話なのだなと実感する。
そんな私が始めたのは、2009年2月下旬の事だったのだが、昔の記事でも触れたと思うが、どうやってその存在を知ったのか全く覚えていない。
しかし、その存在を知った直後、当時は25分と50分コースがあったのだが、それぞれいくらだったも全く覚えていないとは言え、とにかく「定額で毎日50分までレッスンを受け放題」というインパクトは物凄く、当時の英語学習者にとってはまさに夢のよう、これだけでも目の前に大きな希望が開けたような錯覚を覚えたものだったのだ。
その後どうなったのかは、すでに触れていると思うので割愛するが、最初はテキストブック必須であったにも関わらず、年末頃にはある程度の英会話力は身についていた。始めた当時、周りの連中に「これで俺も英語ペラペラになるな」と豪語していたのだが、本当にそうなりつつあったのだから我ながら諦めずに良くやったものである。しかし、もちろんそれもオンラインレッスンの存在があってこそ、なかったら今の自分は絶対に存在しないだろう。
このレアジョブの大成功を受けてか、あっという前にタケノコのように同業者が増えていった。私も2011年7月でレアジョブは退会し、時間帯に余裕があるぐんぐん英会話に乗り換えたものだった。しかし、この2社はユーザーレビューが存在しなかったので、良い先生にあたるかどうかはほとんど運だった。それでもしばらくは続けていたのであるが、2016年12月に、とうとう現在のDMMに完全に乗り換えた。
当然、コロナによる影響は皆無であるので、今でも普通にレッスン自体は受けているものの、インバウンドが壊滅状態となり、自身も海外に行けない今となっては、なかなか英語を実践する時がないのは残念である。ただ、英会話を習得するのにこれ以上最良な方法はないと思うので、話したいと思っている人がいれば是非色々なトライアルレッスンを受けてほしいものである。