アーケードスティックのお話・その18 Hayabusaパーツ | ONCE IN A LIFETIME

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フィリピン留学から人生が変わった一人の男のお話です。

現在、HORIのRAPシリーズと、ファイティングエッジ刃に搭載されているのがオリジナルのHAYABUSAパーツである。初出は2012年に発売された初代エッジらしいが、それ以来何度か改良されているらしいので、おそらく当時とは操作感は異なっているのだろう。

 

さて、HORIの公式サイトや、パッケージにはその特徴が色々示されているのだけれども、まあ個人的な印象から言えば大手2社には遠く及ばない印象だ。よって、おそらくほとんどの人が三和電子かセイミツに換装してしまっている事だろう。実は私もそうなのだが、現行で1台だけデフォのまま使用しているのがあるので、主観的な意見を述べていこうと思う。

 

1.レバーについて。

 

一般的に「斜めに入りにくい」と称されているこのいわくつきレバーであるが、個人的には斜め云々よりもまず音がやかましく、カチャカチャというよりもゴトゴト、ガッタンガッタンという感じであり、とにかくまずはそんな印象だ。まあ、一言で言えば三和のストロークの大きさと、セイミツの硬さをミックスしたような感じなのであるが、正直な所使いやすいとはまるで思わず、正直あえてこれを選択する必然性はないと思う。

 

レバーの中身自体は三和に近い作りなのだが、こちらも三和そのものよりもどうにも作りが安っぽく感じてしまう。まあ、最近はゲームセンターの市場縮小により、アーケード未経験の格ゲープレイヤーも多いと思われるので、三和やセイミツを知らなければ無難に使えるレベルではあるのかも知れない。実際、私自身も2016年12月にPS4を購入した時、同時にRAP2017も購入したのであるが、当時はゲーム自体から離れており、しばらくレバーの感覚自体も忘れていたので、別に違和感もなく使い続けていったものである。その時は別に格ゲーなどやっていなかったので、まあ印象としてはどちらかと言えば三和っぽいな、という印象だった。

 

がしかし、やはり三和電子のレバーに慣れ切ってからは違和感感じまくりであり、ファイティングエッジなどは一回Hayabusaに換装しなおした事もあったものの、やはり三和に馴染みまくった後ではこれは無理だ、と思い結局すぐに戻してしまった。ただ、三和電子の部分でも触れたように、RAPのガワに付けると音が響き、他社のフラッグシップと比べると相性が微妙なので、Hayabusaパーツで妥協出来ない人は、多少高くても初めから三和電子内臓アケコンを使用すべきだとは思う。

 

2.ボタンについて。

 

こちらは三和電子のボタンよりも若干表面が低く、戻りも速いのでこちらは割と良く出来ていると思う。ただ、滑り止めのためか表面がざらざらしているのであるが、これのおかげでどうしても安っぽく見えてしまう。なので、それが気にならなければ特に問題はなさげなのだが、レバーだけ変えても…という訳で結局全部三和かセイミツで揃えてしまう事となるだろう。