Xbox Game Pass | ONCE IN A LIFETIME

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フィリピン留学から人生が変わった一人の男のお話です。

相変わらず入手困難が続くPS5の代わりに、Xbox Series X/S(XSX)を購入する人が割と多いようであり、合計出荷台数こそPS5には劣るものの、それでもこちらも品薄状態が続いているので、360以来久々に好調なセールスを記録しているようである。

 

さて、マイクロソフト陣営の強力な売りと言えば、月額1100円で100を超えるゲームがプレイ出来るゲームパスアルティメットであろう。その名の通り、加入時はあらかじめゲームパスに指定されている100強のゲームの中から好きなゲームを無制限でプレイする事が出来るのだ。さらに、Gold Membershipから初回100円でアップグレード可能なので、あらかじめGoldを3年分、36ヶ月分購入しておいてからアップグレードしておけば、25000円という大幅なディスカウントでゲームパスアルティメットへと変更可能だ。なんともお得な話であるが、中にはForza Horizon4などの目玉もあるものの、個人的な好みとしては大半が洋ゲーであり、一般的日本人、特にレトロゲーマーがプレイするようなゲームはあまり多くないように見えた。

 

一応、鉄拳7やソウルキャリバーなどの国産ゲームも含まれてはいるのだが、もちろん通常版であり、当然DLCは課金しない限り使用する事は出来ない。しかも、鉄拳に至ってはPS4と比べると画面がボケ気味だな、と感じていたのだが、実際に解像度が低くなんとONEソフトであるにも関わらず720Pだと言う。まあ、国内の鉄拳勢はほぼPS4だと思うので、今更実害はないだろうが、さすがに360ではあるまいし今更720Pとはありえない話だ。

 

そして、当然これらは全てDL販売となる訳だが、多くて100GBのゲームも珍しくない中、DL時間やストレージの関係上、そうそう一気にまとめてプレイ出来るものでもない。さらに、有線で繋いでいるにも関わらず、少なくともうちでは何故かPS4よりも速度が遅く、しかも1作品ごとにしかDL出来ないのもそれに拍車をかけている。なので、購入前にもある程度の吟味は必要だ。

 

まあそんな感じではあったのだが、ここに来て若干の様相が変わってきた。まず、最近EAのゲームも範疇に含まれた。EAは年間契約のサブスクリプションがあったのだが、ここに来てゲームパスにも含まれたため、わざわざそれ個別のサービスに加入する必要がなくなった、という事だ。ゲーム自体はほとんどがスポーツゲームなので、それに無関心な人たちにとってはありがたみは薄いかも知れないが、少なくともないよりかはマシだ。

 

そして、今月12月4日、遂に目玉と言えるドラゴンクエストXISがゲームパスとしてもリリースされた。もちろん3年間という縛りこそあるものの、とりあえずそこまではサブスクリプション代だけでこの大作をプレイ出来るのだ。もちろん、オリジナルのリリースからは3年、Switch版からも1年以上経っており目新しさなどは皆無であるが、それでもPS4版がPS5にオプティマイズドされない限り、現行このXbox版が画質最高だろう。実際、いずれの機種でも体験版をDLしてみたが、Swithc版は言わずもがな、PS4Proも遥かに凌駕しているほどである。XSXオプティマイズはされてはいないのだが、それでもOneXよりも安定している事は間違いないだろう。4Kかつ60フレームの快適さを体験したら、やはり現状ではXSXが最高だろう。

 

VII以降、15すらも含むFFナンバリングや、キングダムハーツシリーズなどが日本のゲームパスでは未対応なのが納得いかないが、まあスクエニのお膝元だけあってセールスが見込める、かもという大人の事情だろうか。もちろん、設定で国外にすればDLは可能、日本に戻さない限りプレイも可能であるのだが、一部で英語版となってしまう。FFIXなどは中華圏にすれば日本語表記になるとの事だが、わざわざ今更そこまでして拘る人がいるかは疑問だ。

 

現状、これまでの通りXSXオプティマイズドされていないゲームでなければXSXで走らせるメリットはあまり高くはないのであるが、それでも内部SSDに保存したゲームのロードの速さは圧倒的になる。特に、これまで長いな~と実感していたFF15のロード時間があっという間に終わるのは素晴らしい。PS5はさらに速いらしいが、このレベルであればXSXも十分速いと言っていいだろう。シリーズS本体はちらほら在庫を見かけるが、XSXに関しては発売日以降相変わらず品切れ状態が続いているので、ひとまず買えて良かった事を実感している。