ゲーミングPCのお話。 | ONCE IN A LIFETIME

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フィリピン留学から人生が変わった一人の男のお話です。

Huaweiのラップトップに飽き足らず、とうとうツクモ製のゲーミングPCを購入した。10万円の即納モデルなので、ゲーミングPCとしてはローエンドに入るものの、FF15のベンチマークでは標準画質で7300点ほどを記録したし、4Kなどを求めなければ十分とも言える。

 

さて、いわゆるFPSなどは滅多にプレイしない私が、何故ラップトップを購入したにも関わらず、その1ヵ月後になって改めてゲーミングPCを購入したか、と言う理由なのだが、これには色々理由がある。単純にスペック不足なのもあるが、最初は大画面でプレイしたいのであれば、普通にHDMIでテレビに繋げばいいだろう、と思っていた。しかし、いざ繋いでみると明らかに遅延が酷いのだ。テレビはまだハイセンスのを使用しているので、ゲームモードを使えば遅延はほぼ問題ないレベルなのだが、やはりPCからの出力の関係上からの遅延は起こってしまうようだ。

 

それならば、とゲーミングモニターに繋げればいいじゃないか、と言う話なので、こちらも試してはみたのだが、確かにテレビよりも遅延は少ないものの、まあ単純に繋げたはいいものの肝心のPCをどこに置けばいいのか、と言う訳であり、結局断念。で、もうどっちにしろゲーミングモニターは所有している訳だし、これに家庭用ゲーム機も繋いでいる以上、ブラウン管時代とは異なりどっちを映しても大きな差はない。

 

そして、購入の決め手となったのがやはりSteam上のラインナップと、最近購入したアケコンの最高級品、VictrixPRO FSの存在だ。私は未だに怒首領蜂大復活や、雷電IVなどを好んでプレイするのだが、家庭用でプレイする場合はいずれもXbox360を引っ張り出さなくてはならない。もちろん、今でもすぐにプレイできるようにしてはいるのだが、当然アケコンはそれ専用のものを使用する必要がある、つまりは現在主流のPS4アケコンを一切使用する事が出来ない。

 

もちろん、マッドキャッツやHORIのはまだ所有しているし、いずれも三和もしくはセイミツ使用なのでアーケードそのままであるのだが、このためだけにアケコンを用意するのは正直かなり面倒だ。雷電IVに関してはPS3でもプレイできるので、オブシディアンは使えたのだが、Victrixにおいては非対応となっているので、こちらもアケコンを変えてプレイせざるを得ないのだ。

 

変換器の類も存在はするのだが、調べた限りPS4から360へのそれは見当たらず、あった所で遅延は避けられないはずなので、わざわざ使用する意義もない。しかし、この最高級アケコンをPS4オンリーにしておくのももったいない、そこで浮上したのがPC上での使用だ。

 

家庭用ではストリートファイターVと、怒首領蜂大復活は同一ハードでプレイできる事はかなわないが、Steam上ではあれば家庭用ハードの垣根を越えて同一プラットフォーム上でプレイする事が出来る。最近で言えば、これまでSwitch専用だった彩京のシューティングゲームなどもそれには当てはまる。そして、VictrixPRO FSも、前述のようにWindows上で認識され、さらにはヘッドホンも対応しておりさらにアケコン上で音量調整まで出来る。正直、ストV以外は数年前のラップトップですら起動するので、これらのゲームのためだけにゲーミングPCを用意するというのはいささかオーバースペックかな、と思ったのは確かではあるのだが、もちろんPCと言うのは本来ゲームのためだけに存在するものではない。今ではやる予定は全くないが、もしかしたら動画編集などをして、YouTubeにアップロードする時も来るかも知れない。そういう面を考慮した結果、思い切って買う事にしていった。

 

実は、ゲーミングPCどころか、デスクトップを買う事自体12年ぶりぐらいのお話だ。最初に買ったエプソンダイレクトのデスクトップが、ミニサイズでありPCIスロットしか存在しなかったので、当時まだリリースされたばかりのFF11などはベンチマークすら起動出来なかった。それで色々工夫をして、PCI用のビデオカードなどを買ったりもしたのだが、当然それにも限界がある、と言う訳で、数年後はデルの中古デスクを購入し、ようやくAGPスロット用のビデオカードも使い始め、CPUの交換やその他PCIボードの購入なども行っていった。大体2004年前後ぐらいの話であるのだが、その時が一番PCに興味があった時代であったと思う。

 

しかし、当時はPCゲームは全く興味がなく、エミュレータも飽きてきた頃だったので、留学を機にデスクトップを買うのをやめてしまった。以来、機能性を考慮してラップトップオンリーの生活を迎えていたのだが、いくらローエンドとは言えど、一般的なラップトップよりも遥かに高性能なゲーミングPCはやはり違うな、と唸らざるを得なかったものだ。

 

また、ストリートファイターVなどは、PS4ですでに所有済みだし、それなりに戦績も積んでいるから、わざわざ購入する事もないとは思ったのだが、ベンチマークの結果、最高画質でも楽勝で60FPS出る事、そして今のチャンピオンエディションなら過去のDLCもほぼ含まれているので、結局購入してしまった。ストVと言ったら、SSDにインストールしてもロード時間がかなりかかったのが最大の弱点だったのだが、さすがにPCはけた違いに早く、一度これを体験したらもうPS4には戻れない、と言ったレベルの物だった。

 

他のカプコンのアーケード物は、PS4でも快適なのでまだ購入はしてないが、再度セールスを行ったらおそらく買う事だろう。そうすれば、ケツイやエスプレイドなどをプレイしない限り、ほぼPC上で事足りる事となる。ローエンドとは言っても決して安い買い物ではないものの、前述までの利点を考慮すればそれだけでも十分お釣りがくるレベルだろう。