自称・世界旅行者のウェブサイトの、同名タイトルの記事にインスパイアされたので、自分なりの意見や経験をちょっと綴っていきたいと思う。
初めに、私の初めての海外経験は、もちろんこのブログを立ちあげるきっかけともなった、2010年6月のフィリピン留学だ。当然、それ以前にダラダラでこそあったものの、当時流行り始めたオンライン英会話などをすでに行っていたので、文法こそでたらめなものの、普通の日本人よりは英語は話せるレベルにあった。つまり、本当に一般的日本人レベル、つまりほとんど話せない状態での海外旅行と言うのは一切経験がないので、その辺りについてはある程度の推測でしか語れない事をご了承。
まず、ひとくちに海外旅行と言っても、手段は様々だが、とりあえずほとんどの日本人が利用するであろう、現地添乗員、ガイド付きのツアーなどでは、おそらくほとんど英語を話さずとも行けると思う。もちろん、自身では一切経験ないものの、昨年NYCにおける3ヶ月のインターンで、大体の内容は把握できたつもりだ。
空港でのピックアップはもちろん、ホテルまでの送迎、チェックイン、現地での無料ガイドと、有料のオプショナルツアー、そしてブロードウェイミュージカルや野球のチケットの手配と、全て日本人ガイド、オフィスが代行してくれるため、個人的な買い物などを除けば、高度な英語力などはほとんど要求される事はないと言っていい。
マクドナルドやサブウェイでの注文などまではさすがに面倒は見てくれないので、それに関して言えば直接英語で注文する必要があるものの、NYCなどの世界都市であれば、英語に不慣れな観光客などいくらでもいるため、マンハッタンの都市部などであれば対応出来る店員などいくらでもいるだろう。
私自身、この3ヶ月によって、お金さえあればこんなに他人にまかせっきりで海外旅行が可能なんだ、とにかく金さえあれば何でも出来るんだ、と初めて実像を目の当たりにする事になったので、ショックと言えばショックでもあった。
てな訳で、とにかく、この手のツアーに参加する事前提であれば、英語力は全く必要とされないと言っていい。それが私の結論だ。
では、飛行機からホテルから、全てを自分で手配する個人旅行であればどうか。留学を除けば、私にとって初の海外旅行と言えるのが2011年9月の台北・香港旅行であり、その時点でTOEIC600後半の英語力はあったので、一年前の留学時よりかは大分会話力も文法力も付いた状態で行った事になる。そのため、もちろん英語皆無における海外旅行の経験などは書きようがないのだけれども、もし、英語力が皆無だとしたら、まず一人で海外などと言う発想は思い浮かばなかった、つまり、これを実行したのもある程度の英語力があったから、イコール一人海外旅行を成し遂げるためにはまず英語力ありき、と言う発想があったからこそのものだった。
では、実際はどうだったのか。まず、この際に選択したエアラインは、香港が世界に誇るキャセイパシフィック。実際はチャイナ・エアラインの方が割安なのだけれども、当時は過去に起こした数々の飛行機事故にたじろいでしまい、安全性を考慮して前者にした、と言う経緯がある。まあそれはさておき、日本発であれば両エアライン共に日本人アテンダント・アナウンスは必ず存在、特に後者は台湾人アテンダントも日本語流暢な方が多いので、機内に関して言えばさほど英語力は必要なかったかな、と思う。
しかし、空港。当時は改築前でまだ汚かった桃園空港に降り立ったのだけれども、入国審査後にまず向かった先が、現地のSIMカードの販売所。当時はiPhoneがまだソフトバンクのみであり、当然SIMロックフリーのスマホなどまだまだ日本では入手困難だったため、この時はモバイルルーターに挿して使用していったのだけれども、販売所では当然中国語か英語のみ。