台北旅行記2012年9月、その2。 | ONCE IN A LIFETIME

ONCE IN A LIFETIME

フィリピン留学から人生が変わった一人の男のお話です。

台北旅行の3日目、具体的な理由は忘れたが、地球の歩き方を参考に陽明山と言う観光地を目指すことにしていった。そこまではまずMRTの支線である、Xinbeitou駅を目指していくのだけれども、そこまではたやすく行けたもののそこからが困難の連続だった。

まず、バスがなかなか来ない。しかも、次第に雲行きが怪しくなってくる。30分ぐらい待ってようやくバスに乗れ、そこから山まで一直線だったものの、着いたときにはほとんど真っ暗しかも突然の大雨。運よくセブンイレブンがバス停の目の前にありはしたものの、さすがにこの状況でまともな観光は不可能だったし、結局バス停で帰りのバスを待つ羽目に。

この時の事は今でも良く覚えているが、辺りは真っ暗、しかも本降り、まさに土砂降りの大雨。かろうじてまだ午後6時、バスで帰る手段は残されていたから絶望的、と言う感じでは全然なかったものの、それでもさすがに異国の地、しかも山奥でこんな目に遭うなんて。トラブルも一人旅の醍醐味のひとつ、そんな目に遭おうと他人が決めた旅程に付いていくだけ、とかより全然マシなんだけど、それでも貴重な台北での1日がこんな形で費やされてしまうとは、さすがの私も失望と不安を抱かずにはいられなかった。

それでも、バスに乗り、一旦街へ出てしまえばどうとでもなる。乗客も多いので、なおさらだ。さらに、運の良い事にそのバスはShilin Night Market近くを経由する。台北旅行の最大の楽しみの一つがこの市内最大のナイトマーケット、しかも雨は完全に上がっている。そこで小一時間ほど楽しみ、山でのマイナスは十分取り戻せた。

因みに、台湾各地に無数に存在するナイトマーケットは、当然ローカル向け中心ではあるものの、このシーリンンに関しては最大級だけあってか観光客も多く、それに対応するため英語の通用度もそれなりに高い。入り口前の大通りにファミリーマートがあるのだけれども、そこでLINEグッズを見つけた私は、これを買えないか?と英語で尋ねてみたところ、普通にうまい英語で返答してきた。都内のコンビニですら、こんなにうまく英語で対応出来るだろうか?もちろん、マーケット内でも同様で、中には大変に流暢なお姉さんも居たりして、英語だけ十分回れる場所だった。

また、マーケット内の通りにもファミマがあるのだけれども、その正面でかなり可愛い子2人がドリンクを売っている。そんな子が、片言の日本語で話しかけてくると、大抵の日本人男性はグラッと来てしまうだろう。当然、それが戦略なのだろうけども、ここはまんまと引っかかってやろう、と思い、特に飲みたくもないドリンクを買ってしまった。「ありがと!」みたいな感じだったが、日本では敬語を使わなければならず固い感じなのに、何故外国人の片言のありがと、は可愛く思えるのか、日本語の謎の一つであると感じた。

台湾は、一般的に食べ物が美味しい、と言うイメージがなされているようだけども、我々日本人だって偉大なる日本食がある訳で、それに囲まれている日常と比べたらそこまででもないと思うし、若干イメージで美化されているような感じはする。それでも、マーケット内の屋台で売られている食べ物類は間違いなく美味しいし、しかもリーズナブル。かなり大きいので、ゆっくりまわれば2時間近くはかかると思うが、周り終える頃には十分お腹も膨れているだろう。

もちろん、食べ物だけではなく、様々なお店が乱立している。まだ日本では物珍しかったLINEキャラクターのTシャツなどが売っているので、円高に身を任せ5枚ぐらい買っていったし、同僚へのお土産なども買っていったと思う。絶対に満足出来る場所なので、台北に向かった際には是非訪れてください。