2011年を振り返る・長い3月 | ONCE IN A LIFETIME

ONCE IN A LIFETIME

フィリピン留学から人生が変わった一人の男のお話です。

3月と言えば、
やはり未だに昨日の事のように思い出される東日本大震災に尽きる。

これまで人生において、
数え切れないほどの天変地異や事件を目にしてきたけども、
それはあくまで報道を通してでしか実感しえないものばかりであり、
自分の身には降りかかるものではない、悪く言うと他人事のような感覚でいたと思う。

しかし、今回は地震直後から、
関東圏においてでも食糧不足に計画停電、
そして自分が生を受けて以来最大の国家危機とも言える原発など、
とうとう自らも被害を被る立場になってしまったのだな、と実感した。

もちろん東北の方たちと比較すれば、
とても被害にあった、と言えるレベルではないんだけども、
上記以外にもTOEICの試験も中止となり、
結果的に大幅に予定がずれこんだ、と言うのもあった訳だから、
自分の人生にも少なからず影響を与えたのは確かだった。

震災以外における個人的な事としては、
やはり帰国後に初めて某同僚と被った時の事が思い起こされる。

休憩中に並んで居た時、
いざ自分の番になったら後ろへ引っ込んで...
さすがに自分のせいなんだからそれは仕方がない、と
言い聞かせていったものの、やはり精神的には相当きたものだった。

これでもう2度と会話は出来ないな、と覚悟したものの、
約2週間後の閉店時に被った時には、
何事もなかったかのように会話もしてくれ、
一応仲直りのような形を迎える事が出来てしまった。

もちろんあんな可愛い子に無視されるよりは、
それは男として仲良くしてもらった方が嬉しい、
でもそうなったらまた元の木阿弥になってしまう、
嬉しいんだけど何か微妙、正直そんな気持ちだった。