台北101は、かつては世界一、
もちろん今でも台湾一の高さを誇るビルディングです。
その辺りはこれまでとは別世界のように、
近代的な建物、超高級ホテルが乱立しており、
また夜と言う事もあって煌びやかな光をも放っていたものですから、
もう少し堪能もしていたかったんですけども、
さすがに時間的余裕もなかったので、そのまま101へと向かう事になりました。
入場料は日本円で1000円ほどと少々高かったものの、
何とSueらが自分の分まで払ってくれて、
もちろんそれは幾らなんでも、と思い自分で払おうとしたんですけども、
いいよ、いいよ、と言ってくれ結局そのままになりました。
そしてしばらく列に並び、
日本の技術が入っていると言われる、
世界最速のエレベーターに乗ったのですが、
上に行くと同時に中は煌びやかな星で一杯になり、
またご丁寧に日本語・英語の解説まで行われるなど、
単に上へ登る道具、と言う次元のものではありませんでした。
また周りは日本人観光客ばかりであり、
普段であれば海外で日本人と絡みたくない自分ではあるものの、
何せこのご時勢、「自分と同じ」理由で台湾に来た人も一杯いるはずな訳ですから、
ツアーも個人も関係なく、それは正直凄い嬉しい気持ちになりましたね。
わずか1分ほどで展望台まで上がると、
まずはインフォメーションがあるのですが、
そこではご丁寧にも小型のラジオみたいなヘッドフォン付きの音声解説が、
何と無料で提供されるのです。
もちろん日本語もあるんですけども、
何故か意地になって英語版を借り、
受付の方も流暢な英語で使い方を説明してくれました。
そしていよいよ展望台、
目の前にはまさに光り輝く台北の夜景がそこにはありました。
香港のように、
明らかに夜景を「意識した」レイアウトやイルミネーションはさすがになかったので、
それを初めて見た時ほどのインパクトは正直なかったんですけども、
それでも日頃のストレスなど全て忘れてしまうほど、しばし堪能していったものです。