台北・その3 台湾人の暖かさ | ONCE IN A LIFETIME

ONCE IN A LIFETIME

フィリピン留学から人生が変わった一人の男のお話です。

日本の空港バスのように、
目的地までノンストップと言う事はなく、
普通の路線みたいに止まっていくんですけども、
それだけならまだしも、
バス停も何も無い所で人が勝手に降りていくんですよね。

と、言う事は俺もそうするのかな、と思ったんだけど、
何のアナウンスもなく、辺りは真っ暗、
初めて来る所でこれではどうしようもなく、
次第にどうしようもない不安に駆られていったのです。

途中高速に入り、
再び一般道に入った所から緊張はピークに、
段々それらしき場所に近付いていった辺りで、
さすがにもうどうしようもなくなり、
数人の客らに英語で話しかけていきました。

もちろんMAPを見せつつですけども、
横に居た高齢のおばさんが片言の日本語で、
「私も、ここ、ここ」と教えてくれたので、
台湾で初めて人の優しさに感動しつつ、無事バスを降りることが出来ました。

が、ここもバス停が無い所であり、
どこで降ろされたのか全く見当が付かなかったんですよね。

まだ夜の8時前とは言え、
当然辺りは真っ暗、さらに小雨も降ってきた事もあり、
再び不安がピークに、
さすがに埒が開かないので再びその付近に居たおじさんに話しかけていきました。

そうしたら、
わざわざ他の人に確認もしてまで教えてくれて、
またここでも優しさに感動しつつ、
ようやくそれらしきホテルに到着する事が出来ました。

フロントには弱冠高齢ながらも、
気品のある女性が居たのですが、
最初は英語だったもののすぐに日本語で対応してくれ、
日本の家を出て10時間、ようやく部屋でゆっくり休む事が出来ました。

そんな感じで、
空港からホテルまでかなり大変な思いをしたし、
バスの中では一瞬個人で来た事を後悔したりもしましたが、
すぐに台湾人の優しさに直に触れる事が出来て、
もう部屋の中では感激しっぱなしでしたね!

部屋は1泊5000円弱ながら、
なかなか小奇麗で備品も揃っているし、
Wifiも無料で速度も文句なしだったので、私的には文句なしでした。

で、機内食以来何も食べていなかったので、
それを目当てに初めての台湾の夜に繰り出していったのです。