そして1日最後の授業は、
スピーキング・リスニングのグループクラス。
先生はAnalynと言う、
見た目より大分若く見える主婦の先生で、
性格はErrieとは対照的に非常に明るくユーモアもあり、
それは凄く良かったんだけども、
ひとつ大きな問題があってプライベートな質問を容赦なくぶつけてくるんだよね。
これは彼女に限った事ではなく、
フィリピンではごくごく普通みたいなんだけども、
日本では初対面からそんな事はありえないし、
ましてそれを皆の前でとか…だから最初のうちはマジで嫌だったね。
生徒は前にも書いたように、
バッチメイトのRosaに、
綺麗どころのミシェールとアンジェリーナ、そして俺の4人。
Rosaとか明らかに俺より話せる感じだったし、
何より韓国人は多少文法がどうだろうと、
どんどん話すみたいな傾向があるから、
対照的な日本人は、
こういう場ではどうしてもシャイな感じになってしまうものです。
それでもどんどん話さなければならないから、
先生も容赦なく質問をぶつけてくるんだけどね、
でも最初のうちはどうしても分からない質問が多かったし、
答えに窮する事が多かった。
ただ、ミシェールが日本語に堪能で、
こちらの独り言の意味も理解出来てしまい、
しかもそれが結構ウケるものだから、それはそれで面白かったし、
アンジェリーナも反応してくれて、そういう意味では楽しい面もあった。
しかし、前にも書いたよう、
女性に固まられるとそちらで輪が出来てしまうし、
前述のよう答えに窮する場面もしょっちゅうだったから、
俺的には必ずしも満足の行く授業ではなかったとも思う。
そして初日の授業は5時をもって終了、
1週目はこの後のフリークラスもなかったので、
後は寝るまで完全な自由時間。
しかしまだ初日では話す人もおらず、
午後6時から普通に夕食をとって、
後は部屋で宿題や復習をしたり、
ネットやブログを書いたりしていたのだと思う。
だからやっぱり寂しいな、と思う事はあったんだけども、
3ヶ月も他人とプライベートが保てない空間で同居、
って言うのはありえないと思ったし、
自習はライブラリーで出来ようとも、
人が居ると音読が出来ないと言う短所もあるから、
今思えば一人部屋というのは正解だった。
それにいくら夜は自由時間、とは言っても、
部屋には必要最低限のものしかないし、
まだ外に出るなんて考えもしなかったものだから、
その分勉強に集中できたし、
そういう意味では本当にドラゴンボールの
「精神と時の部屋」みたいなだな、とも思ったね。
因みにテレビは世界各国の放送局が見れて、
NHKも見る事が出来たんだけども、
それでは意味がないから、
大体英語放送を付けていたんだけど、
個人的にはCNNよりもCCTVの英語放送が好きだった。
そんな感じで、まだ1週目では寂しさはあったけども、
日本に帰りたいなんて全く思う事はなかったし、
何と言っても一日中英語を使っていられる、と言う満足感は何物にも変えがたく、
凄く良い感じで授業初日は終わっていったのです。