香港旅行記・その16 HMV in Hong Kong Part2 | ONCE IN A LIFETIME

ONCE IN A LIFETIME

フィリピン留学から人生が変わった一人の男のお話です。

2階はDVD、ブルーレイ中心のフロアだったんだけど、
フィリピンではブルーレイなんてモールでしか見かけなかったし、
さらに厳重にウィンドウの中に保管されていたものだから、
ここには普通に置いてある光景を見て、やっぱりさすがだな、と思ったものだ。

お目当ては当然香港映画ものだけど、
日本や韓国ものと近くのスペースで、
さらに店の中心よりかは大分遠かったものだから、
ここでも今はそんなでもないのかな、と若干だが寂しくなった。

しかしさすがにこの量と質は、
決して日本では見る事の出来ないものだったから、
普段ネットでしか見る事の出来ない作品が、
普通に手に取れしかも大量、って言うのはさすがに興奮したものだ。

ただ、さすがに街中の店よりかは高く、
DVD1本でも98$ぐらい、
日本でも最近パラマウントから、
クンフーものを中心に廉価版が1200円前後で発売されているから、
正直そんなにお得感みたいなものはなかった。

「Bruce Lee My Brother」のDVDは、
まだ新作ながらすでに98$だったし、
さすがに全体的に見れば日本よりかは安いんだけどね、
と言うか、日本のCD、DVDの価格が世界的に見て異常なんだけど。

あと、凄いと言うか不思議だったのは、
「Dragon Dynasty」レーベルのようなアメリカ盤、
つまり「リージョン1」が香港版に混じって平気で売られている事。

香港は「リージョン3」地域だから、
見るためにはリージョンフリーのプレイヤーを用意しないといけないんだけど、
香港ではパイオニアなどの一流メーカーものでも、
表記は3だけど中身は最初からフリーだった、みたいな話も聞くし、
その辺りは正直良く分からないところですね。

少なくとも日本の普通のお店では絶対に考えられませんけども、
こちらではTVの放送形式が「PAL」なのにも関わらず、
ほぼ全てのDVDがアメリカ、日本式の「NTSC」形式で売られているので、
プレイヤーは自動変換前提のものしか売られていないんでしょうけどね。

そんな不思議な光景を見つつ、
そのお店で選んだのはその「Bruce Lee My Brother」と、
「Bruce Lee the Legend」のリマスター盤DVDの2点。

前者は前に書いたけども、
後者は16年前、俺をブルース・リーにのめり込ませるきっかけとなった記念碑的作品。

だから日本盤はもちろん、
UK盤などでも何度も何度も見た作品なんだけども、
NTSC盤でリマスターって言うのはなかったし、
価格も600円ほどだったんでこれは買わなければ、とね。

まあ日本に帰って来て、
中身確認したらUK盤のPALマスターそのままだったんで、
それはちょっと残念でしたけど。
せめてNTSCマスターだったら…未だ古い日本盤しかないんですよね。

で、価格は2点で3000円ほど。
他にもお目当てのはありましたが、
やっぱりここで買うと割高になってしまうので、
後で再びガイドブックを頼りにショップ探索に挑む事にしていきました。