香港旅行記・その14 本屋 | ONCE IN A LIFETIME

ONCE IN A LIFETIME

フィリピン留学から人生が変わった一人の男のお話です。

アドミラルティの駅の本屋にて目にしたものは、
それは大量に平積みされた、
日本のファッション詩やら芸能誌でありました。

香港人の知り合いの方が、
大量の日本の雑誌や書籍の画像をアップロードしているのを見て、
こんな沢山のものをどうやって購入しているのだろう?と
ずっと不思議に思っていたんですよね。

それがまさか何の変哲もない普通の本屋にて、
まさしく「普通に」買えるものだとは予想だにしなかったものだから、
それを目の当たりにした時はさすがに驚いたものです。

これが台湾だったら、
もう日本大好き!って言うイメージが定着しているから、
そこまで驚きはしないかとは思うんだけど、
正直香港にはそういうイメージがなかったものだから、
余計に意外に感じてしまったんだと思う。

香港なんて世界有数のグローバル都市で、
英語も通じて世界的な俳優も生み出して…
そういう意味では東京をも上回っている都市でもあるのだから、
そんな所に住んでいる人たちが、
日本に興味を持つ、って言うのがどうしても想像出来なかったんですよね。

もちろんMTRには必ずと言っていいほど、
PSPを持っている人たちを見かけたし、
そういう分野においての影響力はさすがだな、とは思いましたけども、
別にそれは香港に限った訳でもないしね。

ラウからもすでに、
「香港人は日本が好きですよ」と言われてもいたし、
もちろんマカオや深センなどに続き、
東京や大阪の旅行ガイドも目に付く場所にあったから、
実感していても全然おかしくはなかったんですけどね、
それでも台湾ほどのイメージは未だに沸かないんですよね。

近くに店員がいなかったので断念はしましたが、
と言う訳なんで「何で日本の雑誌がこんなに置いてあるんですか?」って
聞いてみたかったですよね。

にしても、これが日本だったら、
一部の特殊なお店を除けば、
海外の雑誌がずらりと並ぶ本屋なんてありえない訳ですよね。

もちろんそれは「クローズド」な国だからそれは当然なんだろうけども、
それだけにこれだけ日本に関心を持ってくれている、と言うのは
素直に嬉しく思ったものです。

しかし香港でもこれなのだから、
これが台湾だったらもっと凄いんだろうな、と思いましたね。

そんな思いにふけつつ、
そこからMTRに乗りチムシャーチョイまで戻りました。

さすがに2日目ともなれば、
それに乗るのも慣れたもんで、
広東語、北京語、そして英語のアナウンスも心地良く、
すっかり香港に馴染んだかな、って感じでしたね。

そして再び戻って来たのですが、
ホテルに戻る前にまだやり残した事があったので、
しばらく駅周辺のお店を探し回る事になりました。