香港旅行記・その8 アベニュー・オブ・スターズ! 星光大道 | ONCE IN A LIFETIME

ONCE IN A LIFETIME

フィリピン留学から人生が変わった一人の男のお話です。

今回の旅行最大の目的、
それはもちろん香港の守り神である、
ブルース・リーの銅像に会う事。

香港に着いた瞬間から頭の中はそればかり、
とにかく他は後回しでも良いから一刻も早く会いたい、
そんな気持ちで一杯だっただけに、
いよいよそれが間近に迫った瞬間は、
高揚感が一気に高まっていきましたね。

そして遂に待ちに待ったその瞬間が…!

Now or never ~今は、今しかないから~

本当にやっと来れたな、って感じだったんだけど、
すでに暗く細部まで良く見えなかった事もあってか、
はたまた画像などで何度も見ていた事もあったせいか、
意外なほど感動はなかったんですよね。

来る前は正直、
感動のあまり涙ぐむのでは、とすら思いましたけど、
そんな冷静な自分に拍子抜けしたと言うか、
とにかく当日はそんな精神状態に終始しました。

もちろん写真は撮ってもらいましたけどね、
でも意外なほど早くその場を立ち去ろうとした
俺に対してびっくりしたみたいで、
しばらくして終点に着くと再び地下道へと向かいました。

人が少なかったのは確かに良かったし、
そこから見える香港島の夜景も抜群に綺麗だったんですけども、
いかんせん肝心のAOSが暗く、
プレートも各種銅像も見辛い事この上なかったので、
ああ、これならもうちょっと明るいうちに見たかったな、としか思えませんでした。

まあそれは後日叶う、と言うか、
結局滞在3日間全てに来る事になったんですけどね、
ただそれはまた後日と言う事で。

そして駅に戻った時にはすでに11時過ぎ、
さすがに電車で1時間かかるラウとしては、
そろそろ帰らなければならない時間帯だったので、
地下道にて彼女と別れる事になりました。

いかに香港は小さいとは言え、
電車で一時間、つまり俺からすれば、
新宿に夜11時過ぎまで居るようなものだから、
さすがにもうこれ以上は、って感じでしょう。

それにいくら貴重な外国人との出会いとは言え、
初対面の男と二人きりで会う、
なんてなかなか女性からしたら出来ない事だと思うんだよ。

香港に来た時一緒に会いましょう、と
言ってくれたのは向こうの方だし、
それを言わせるだけの魅力が俺にあった、としか言いようがないんだけどね、
まあそんな妄想はともかくとして、
ホント今考えたら良く会ってくれたものだし、
そしてこんな夜遅くまで付き合ってくれたものだとも思う。

別れ際も
「私の電車はこっちだけど、ここから一人で帰れますか?」と、
最後まで心配してくれたし、
途中は言葉の壁や、気の強さを感じた事もあったけども、
もし彼女が居てくれなければ、
地下鉄も夕食もままならなかっただろうから、
とにかくラウには感謝、感謝の気持ちでいっぱいです。

そして彼女のとの別れを済ませた後は、
そのようにひとりでホテルまで帰った訳なんですけども、
まだ位置関係が上手く掴めていなかった俺は、
またここから一苦労してしまうんですね…。