やっとと言うか、ようやく映画「The Karate Kid」(邦題:ベスト・キッド)を見る事が出来ました。
ジャッキー・チェンが師匠役のこの映画はずっと見たかったんですけど、
こちらへ来てすぐにここでの公開が終わり、
日本へ帰る頃には日本での公開が終了すると言う絶妙すぎるタイミングでしたから、
これはしばらく見れないかなーと思っていただけについてましたね。
で、感想ですけど「Karate」を銘打っている割には舞台は中国、
師匠はジャッキー、その時点でどうみても「Karate」映画になる訳がないんで、
おかしいな、と思っていたら一応リメイク版みたいなんですよね。
まあ実際名前だけは聞いた事があるような感じでしたから、
そうだろうとは思ってはいましたけども、
誰が観ても開始10分で題名と内容の違いに気付くわけなんだから、
いくらリメイクとは言っても適当すぎるでしょ。
ストーリー的には他国へ移住、そこでいじめられ、
強くなるためにクンフーを修行、最後に宿敵に打ち勝つ、
と言うあまりの王道的ストーリーだったもんで、
普通に現代版の「酔拳」でも観ている感じでしたね。
それでもアクションとかはそこそこだったんで、
最後までそれなりに楽しめはしましたけども、
うーん、それでも前述のよう展開に何のひねりもなく
修行シーンも前述の「酔拳」や「少林寺三十六房」のようなインパクトも特になかったので、
まあこんなもんかな、程度でしたね。
まあ製作のいきさつを考えてもそこまでの大作にはならんでしょうし、
それは仕方のない面もあるのかな、とは思い直しましたけど、
それでも主役の少年が黒人で師匠がジャッキーで、
もちろん恋役も敵役も中国人と、白人がほとんどメインに絡まないこのキャスティングは、
ブルース・リーなしではありえなかったな、と改めて思いましたね。
実際J・スミスが「ブルース・リーの服みたい」とか言うシーンもあるし、
ジャッキーが語った"Empty your mind."とかまんまだもんね。
死後37年経っても影響を与え続けるその存在の偉大さは、ホントに凄いですよ。
あと、もちろん英語字幕付きで見ましたが、
そこまで難しい会話はなかったとは言え、
自分でも「ああ、理解が早くなっているな」と実感出来ましたね。