超人伝説最終回 | わたしとランと

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2006年より走り始めランニングをライフワークにするはずが、2013年から体調崩し、2015年3月に関節リウマチの診断おりる。6月〜9月中旬まで3ヶ月休職。復帰へむけて一歩ずつ・・・

最近、「超人伝説」と題して、雲の上のスーパーランナー達のこと書いてきましたが、これが最終回です。なぜなら、そういう人が世の中にはごろごろといることがわかったから。



教えてくれたのは、主に関西でご活躍の



走るパーソナリティ、「わかちゃん」こと、若林順子さん



わかちゃんが、東京にくることになったので、「会いましょう」というお話になったのですが、ある取材で東京にくるという。



それは、学芸大の渡辺雅之先生が主催する、



「24時間実験RUN」!!



そういえば、はじめて、渡辺先生にお会いしたとき、お話きかせていただいたことがあった。資料もいただいた。でも、どうせななら自分の目で見てみたいなあという、怖いもの見たさ?もあり、覗きにいきました。



24時間実験RUNというのは、名前のとおり、24時間走りつづけるレース。そしてその間にどれだけ走ることができたかという「距離」で勝負を決める。



24時間走って種目もあるので、ご存知の方多いのでしょう。それです。



で、渡辺先生はスポーツ健康医学の専門家なので、走る前後に尿検査や呼吸の検査などもしたりする・・・。



10日の朝10時から11日の朝10時まで行われるということで、わかちゃんに、



「何時頃いますか?」ときいたら、



「ずっといます!」とのこと。



わかちゃん24時間密着取材をきめこんでいるらしい。そういえば、わかちゃんもウルトラマラソン経験者なんですよね。恐れいりました。



金曜日に送別会があったわたし、土曜日の朝帰り。そして昼過ぎにおき、締め切りの原稿を片付けていく。で夜になってしまった。



もうランナー達は走ってるんでしょうけど、私が着いたのは、8時すぎ。かれこれランナー達は8時間走っていることになる。



広い学芸大学の構内を、先生の研究室があるほうへ向かっていくと、いました!



ランナーが・・・。



Photo で、テントがはってあり、エイド(給水&給食所)になっています。



周りにいる人ごみは、学芸大の学生達です!



着いていろいろとワカちゃんに教えてもらったのですが、ランナーひとりに対して、学生たちが数人グループとなり、交代制で、サポートするシステムができあがっているのです。



周回およそ630Mのコースを、ぐるぐると走り続けるランナー。4時間ごとに、右回り、左回りと、向きをかえています。



Photo_2 エイドのお手伝いをしながら、いろいろとワカちゃんに教えてもらうことに!



このエイドの前に時計があり、学生達は1周のタイムと、今何週走ったかを記録しているのです。



ワカちゃんに言われて選手達をみると、ゼッケンも2種類あります。黄色とブルー。



黄色いは、24時間走とのこと。



で、ブルーの人は?きいてびっくりです。なんと9日の朝10時から走っている、



48時間走のランナーなんです。同じ場所をぐるぐると走る、これ、精神的にも強くなりそうです。ぼろぼろになってる方ももちろんいますが、そのボロボロのまま走り続けて、走っているうちに元気になっていく人もいる。



で、わたし、仕事の都合もあり、終電で一度、かえることに。



Photo_3 翌日朝、8時頃、到着すると、またまたいました!ランナー達が・・・。しかも元気に走ってます。



わかちゃんとも再会し、様子をきくと、深夜大雨がふって冷え込んだこと。



ランナー達は何度もきがえながら走ってるという、48時間走の人たちとなると、300メートル超えもいる。



言い忘れてましたが、女性もいるんですよ。しかも48時間走にも。



へとへとになりながら、最後15分のアナウンスが流れた時は、みな、スピードアップしました。サポートの学生たちも一緒に伴走をはじめたり、なんともいえないすがすがしい朝を経験させていただきました。



また、24時間走日本代表選手の関谷さんという方が、練習がてらに少し参加されていたのですが、ムダがないというか、人間とは思えない、美しいフォームでした。背も高いし、足もすごく長くて、顔がちいさい。



わたしが「かもしか」みたいというと、



わかちゃんは「キリン」にも見えると・・・。



その後、学生達が、「サラブレットみたい」と口々にいっておりましたが、



みな、例えが、動物



まさに、人を超えた、ランナーの姿です。というわけで、超人伝説おわり。



最後に、選手の方に「みてたら、でたくなったでしょ?」といわれましたが、「いいえ」と即座にこたえていた私です。



彼らはフルマラソンが苦手だそうです。なぜなら速く走らなければいけないから。その点、ウルトラマラソンは、エイドに立ち寄ったりおしゃべりしたり、コミュニケーションをとりながら走れるとのこと。



わたしにとっての、5キロや10キロが、彼らにとってのフルマラソンのようです。



でも、とってもいいもの見させていただきました。