A君の場合
A君は夏休み、2時間×12回、夏期講習に通ってくれました。特に数学が苦手なので、
一学期にした正負の数はほぼできるので、その次の文字の式のところをやりました。
ところが、いくらやってもミスが減らないのです。
宿題もまじめにやって来るのに、どうしてだろうと思い、一つずつ確認して行きました。
―(3X―2)―(―5X+6)
の( )だけはずせ、という問題を4問ほど出します。
すると、もう1問まちがっているのです。何回も同じような問題をやらせ、やっと正しく( )が外せるようになりました。
次に、展開した式を足せ。
―3X+2+5X―6=―3X―5X+2―6
ここでもう一度ミスが発生してしまいます。そこで、移動をするな、印だけをつけよ、と言います。
―3X+2+5X―6
できたら、足せ。
―3X+2+5X―6=2X-4
これを何問かやって、ほぼ1時間半、その日の授業は終わってしまいました。
次は
―3(2X-6)+4(-3X+2)
とかの展開です。
宿題は真面目にやって来て、答え合わせもして来ているのに、塾で確認すると、必ずできないのです。
最初は50%、後でも25%は間違います。すると、( )を外し、足すの2段階をするうちに、正解率は最初は25%、
後でも50%ぐらいになってしまうのです。
家では親が教えてくれるので、そこ違うよ、こうでしょ、なんて直しているんだと思います。
それでも、いつまで経っても、4つに1つはまちがう。( )を外すだけで、まちがう。私は言いました。
そんなことはあり得ない。
「お前は、横断歩道を渡る時、右見て左見て、また右見て渡るだろう。目をつぶって渡るか?そしたら必ず轢かれるだろう。
それと一緒なんだ。」
「1行書いたら、必ず見直しをせよ。そして大丈夫だったら次へ行くのだ。」
「一つ一つ、自信を持ってやれ。できないはずはない。」
「絶対に次の4問正解せよ。」
と言って、( )を外すだけをやらせました。本人、少し泣いていましたが、ここで甘い顔をするわけには行きません。
すると、4問正解でした。
次に印をつけよ。余分なことはするな。付けたら足せ。絶対に全部正解せよ。
と言ったら。4問できました。
結局この子は、一学期期末テストで数学が27点だったのが、休み明けの実力テストで60点取って来ました。
文字式の基本は、もちろんできていました。そして、全科目、期末より上がっていたのです。
松山市山越の個別塾:明聖塾、松山北教室
新学期生募集中!
学力アップ!成績向上!受験対策など、
少人数制の個別塾として、早25年・・・
松山市山越に位置する、明聖塾、松山北教室です!
松山市城北地区(清水、御幸、山越、姫原、吉藤、東長戸、鴨川)の個別塾です。
まずは、お気軽に、お問い合わせください。
明聖塾、松山北教室
松山市山越4-4-39 仙波ビル2F
089-927-3530 (明聖塾、松山北教室)
もしくは、
090-6082-9715 (宇都宮)