私が出産した病院では、病院が準備してくれているお産セットの中にメデラのピュアレーン100
が入っていました。
母乳育児を推奨する病院だったせいかもしれないです。
出産してから退院するまでの5日間で、とにかくおっぱいを吸わせて母乳の出を促します。
時間が合えば、助産師さんがおっぱいマッサージをして開通してくれます。
でも、ママも赤ちゃんもおっぱい初心者。
上手に飲ませること、咥える(ラッチオン)ことが出来なかったりします。
赤ちゃんがおっぱいを吸う時は、哺乳びんから飲むときのおよそ60倍の力で吸ってるんだそうです。
赤ちゃんが浅く咥えることで、その力が乳首を直撃してしまい、乳首には見えない傷がたくさんできて、ヒリヒリしたりチクチク感じたりします。
この時点で、既に傷になってしまっているんですね。
なので、病院では授乳後に毎回ピュアレーン100を塗って傷が酷くならないように予防しておいてね、と指導がありました。
一度に使う量は、小豆一粒くらい。よく伸びるので、7gサイズでも長持ちします。
夜などの授乳間隔が空く時には、塗った上にラップをしておくとさらにいいよ、と。
ピュアレーン100は天然ラノリン100%で、赤ちゃんが口に入れても安全です。(原産国はスイスです。)
病院でも授乳前に拭いたりしなくていいと言われたので、私はそのまま授乳しています。
授乳時に赤ちゃんの唇につくことで、赤ちゃんの唇の乾燥予防にもなっているかも。
出産後の1ヶ月くらいは、私の授乳の仕方にも問題があって、乳首がとにかく痛かったです。
お風呂のあとにバスタオルで身体を拭いている時、乳首がバスタオルに当たるだけでヒリヒリ痛い。
授乳の時はもちろん激痛。あまりの痛さに歯を食いしばって授乳し続けました。
授乳中に赤ちゃんに「おっぱいおいしい?」と微笑みかけるなんて夢のまた夢…。
ピュアレーン100を授乳の度に塗って、ラップもしまくりました。
痛みはなかなか無くなりませんでしたが、切れたり出血したりの最悪の状態だけは避けられました。
そのうち、赤ちゃんも上手に咥えてくれるようになったり、授乳の仕方を工夫するようにして、徐々に乳首への負担が減ってきました。
また、乳首もだんだんと強くなってきました。
産後1ヶ月半を過ぎた頃、気がつけばピュアレーン100を使ってなくても授乳出来てる自分がいました。
ちょうど1本(7g)を使い切ったくらいです。
今なら笑って「おっぱいおいしいね!」って赤ちゃんに言えます。
乳首が痛くなってしまって母乳育児が嫌になるって、よく聞く話です。
私も痛みが酷い時にはつらくてつらくて、精神的に落ち込んでしまいました。
母乳外来を受診して、助産師さんに勇気づけてもらって、なんとか続けることができました。
(その時の事を書いた記事はこちら です。)
傷が酷くなる前から、予防をしておくとだいぶ違いますよ。