さい帯血保管体験記その2:病院担当者から電話がきた | 私的バンクでさい帯血保管体験記

私的バンクでさい帯血保管体験記

2010年10月に第一子を出産しました。私的バンクにさい帯血保管を依頼しましたので、依頼から採取、保管までの実際をお伝えします。

安定期に入ったことだし、と、妊娠7ヶ月の頃に契約書を書いて返送しました。


その後、私の出産予定病院の担当者という方から電話がきました。


電話の内容を要約すると、長いですがこんな感じ↓です。


- 契約書を送付いただきありがとうございます。担当の○○です。今回、お客さまのさい帯血採取から保管に至るまで一貫して私がサポートいたします。


- お客さまの出産予定病院は、既にステムセル研究所によるさい帯血採取・保管の経験がありますので、病院のほうもさい帯血採取に対する勝手が分かっています。ご安心ください。


- 料金は、採取したさい帯血がステムセル研究所の保管規定を満たし、保管が開始されてから発生いたします。以下の場合、料金は一切発生しません。

1. 出産前にお客さまが契約解除の意思を表明した場合

2. 出産の際、何らかの理由でさい帯血が取れなかった場合

3. 採取したさい帯血が保管に必要な条件(分離した細胞数が規定値)を満たさなかった場合


- 分離された細胞は保管を開始し、それと同時に第三者機関へ細菌残存の検査を依頼します。細菌検査には1ヶ月程時間がかかります。万が一細菌の残存が認められた場合には、保管をお断りし、料金は全額返金となります。


- 出産の際、母子の安全を最優先するため、さい帯血が採取できない場合があります。

1. 緊急帝王切開などで採取まで時間がかかった場合

2. 出血が多い場合

3. 分娩時の状況により採取が困難な場合

4. へその緒が細い場合

5. 採取のタイミングが遅くなったために既に血液が凝固してしている場合

6. その他、医師が何らかの理由により採取できないと判断した場合


- さい帯血の採取には、採取キットを使用します。お客さまの出産予定病院には採取キットが予め用意されてはいないので、お客さまのご自宅に採取キットを送付いたします。出産予定日の1ヶ月前を目安に送付いたしますので、出産の際にはそれを病院に持って行ってください。


- 出産し、さい帯血が採取できましたら付き添いの方などから担当である私にご連絡ください。何時でも構いません。24時間以内に受け取りに伺います。



質問は何かありますか?とのことだったので、以下のことを聞きました。


Q. 今のところ自然分娩を予定はしていますが、逆子などの理由で帝王切開になったらもうさい帯血採取は無理ですか?

A. 帝王切開だから採取できないということはありません。帝王切開等で胎盤が早く娩出した場合でも採取は可能です。しかし、あくまでも母子の安全が優先されますので、状況によっては採取ができない場合もあります。それは自然分娩でも同じです。


Q. 分娩時の状況により採取が困難な場合って、例えばどんなケースが考えられるの?

A. 出産がちょうど立て込んでしまって医師が対応できない、また、他の産婦が危険な状況にあってそちらを優先するなど、自分たち母子以外が何らかの危険な状況にあった場合などが考えられます。さい帯血採取が可能な状況かどうかを判断するのは、医師になりますのでご了承ください。


Q. 細菌が残存してしまう可能性というのはどの程度なのですか?

A. まさに万が一、というレベルです。ほとんどそういったことがないため、保管を開始しましたら細菌検査の結果を待たずに料金のご請求をさせていただいています。



パンフレットだけではわからなかったことも直接教えてもらえました。


あとは採取キットを送付するときにまた連絡をしてもらうということで電話を切りました。


とりあえず採取に向けて動き出しました。