公的バンクと私的バンクって何が違うの? | 私的バンクでさい帯血保管体験記

私的バンクでさい帯血保管体験記

2010年10月に第一子を出産しました。私的バンクにさい帯血保管を依頼しましたので、依頼から採取、保管までの実際をお伝えします。

さい帯血バンクには大きく分けて「公的バンク」と「私的バンク」の2種類があります。


■公的バンク:日本さい帯血バンクネットワーク に所属するさい帯血バンクのこと


お母さんは無償でさい帯血を提供します。赤ちゃんや家族のためではなく、第三者のための「寄付」です。


さい帯血の所有権を放棄しての提供になりますので、赤ちゃんやその家族がさい帯血移植が必要な病気になった場合でも、提供したさい帯血を指定して使うことはできません。

提供されたさい帯血は、さい帯血移植を希望している患者に適合すれば使用されます。


さい帯血の提供には、公的バンクと契約を結んでいる産科施設(全国で100余り)でのみ可能であり、さらに土日祝日は提供を受け付けていないといった制約もあります。

(京阪さい帯血バンク(大阪)は、全国で唯一全日対応しています。)


運良く提携してる産科施設で平日に出産できたらさい帯血を採取して寄付できる、という感じです。



■私的バンク(プライベートバンク、民間バンク):企業が運営するさい帯血バンクのこと


赤ちゃん本人および家族のためにさい帯血を保管しておくさい帯血バンクです。


保管費用をお母さんが負担して、将来の病気に備えます。

赤ちゃん本人はもちろん、適合すれば両親や兄弟にも利用できるような契約になっている場合がほとんどです。


私的バンクと病院がさい帯血採取に同意すれば、どの病院でもさい帯血の採取が可能です。

(行っている病院に私的さい帯血バンクのパンフレットがおいてあれば、その病院は採取可能だと思っていいと思います。)


24時間365日採取に対応しています。


採取したさい帯血に問題さえなければ、確実に保管してもらえます。