さようなら平成 | stelvio:小言の多い傍観者

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好きなことを好きなときに好きなだけって‥そりゃワガママだ。

いよいよ平成の最後が押し迫ってきました。

私たちにとって平成とはどんな時代だったでしょうか?
 
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高度成長期から引き継がれた勢いが続いてきた昭和が終わり
平成の始まりはバブル崩壊のゴングとともに日本に変革を
もたらしました。その機につけ込んだ外資により文字通り
国土も経済も国民の心理も蹂躙されていきました。
規制緩和というポリコレ的お題目によって今迄「良し」とされて
きた日本的価値観を徐々に崩壊させてゆく動きは、残念ながら
今も連綿と強力に続いています。
私が一番不穏に思ったのは、かつてグローバリズムの風が
日本にも来ると唱えられた時からでした。
ソ連邦の崩壊によって一般的には資本主義が勝利し、冷戦が終わり
世界はよりグローバル化が加速され、その波は遅くともいずれ
この極東の島国にもやって来る。と叫ばれ始めた頃です。
聞かされたのは世界標準に合わせる‥という事‥。
何もかも、いずれは世界標準に合わせていくと言う事。
私はこれを聞いたとき、反射的に「違和感」と「恐怖」を
覚えました。
当時落ちぶれたとは言え、日本はまだ大国であり、その他の国々は
言っちゃあ悪いですが多くの面で「下位」でしたから
世界標準に合わせる、と言う事は取りも直さず日本の労働環境が
悪化して行く‥ということに他ならないからです。それは生産拠点を
賃金の安い外国に求めるという事だけではなく、日本国内の
労働賃金を低下させる方向へいき、同じ土俵で競争をしろと
言われている事に等しかったからです。
こんなものを受け入れなければならないのか?
図らずもその圧力は米国から来ました。
とても強い圧力です。
でも、考えてみればおかしいと思ったのは、アメリカは日本以上の
大国です。そんな理念を推し進めれば自分たちの国だって
段々劣化していくだろうに‥何故彼らは躍起になってこの
自滅プログラムのような政策を推し進めようとするでしょうか?
思考的ベースとなっているのはリベラリズム。それが何故
自分たちの首を絞めてまで世界的なええカッコしいを
演じようとするのでしょうか?
そのグローバリゼーションはC国には蜜となりました。共産主義は
ソ連と共に滅びたかに見えましたが着々と培養されて来た訳です。
C国が急速発展したのは自分たちのイノベーションでは無く
非合法と擬似奴隷制度による圧倒的な資本力を背景とした
自由圏からの収奪の賜物です。これはグローバリゼーションの
恩恵と言わず何と言いましょう(笑)
前にもかきましたが
米国は「それ」に今迄ずっと気付かずに来たのでしょうか?
トランプ大統領が出現し、英国はEU離脱に向かい始め、EUの
長メルケルも死に体です。指導力低下により各国は独自の路線を
取りつつあります。殻はあっても実質的に崩壊への方向です。
焼け太りしたC国は覇権のボーダーラインを越えようとして
地雷を踏みました。いや、タイムリミットが来たと言った方が
良いのかも知れません。
世界はグローバリズムから反グローバリズムへと動きます。
 
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こんな折に我が国では「移民法案」が通りました。
其れを推しているのは与党自民党、(野党は更に最悪ですが)
そのバックはかつてグローバル化を勧めた者達の残党と言われます。
先日、新聞にファ◯ウェイの「言い訳」広告が掲載されてました。
「私たちは世界で‥、決して‥w」
‥で、拘束されたカナダ人に死刑判決が出されたそうです。
薬物密輸容疑だとか‥
C国には現在12万人の日本人がいると言われています。
とても多い人数です。
平成の時代は終わります。字から来るような平穏な時代ではあり
ませんでしたが、日本も日本人も、この大きなうねりは避けることが
出来ません。しっかりと見つめ、理解し、判断する事が大切だと
改めて思います。