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stella d'argento /silver star

銀星は瞬き、遥か彼方をも照らす。



あることを決めた


明確な時期は決めていないけれど


でもここまでに という設定はした


決めていない というのは現実的に襲い来る


生きる上での制約や縛りのようなものたちの


対応策というか目処が立っていないから



でも それは言い訳にしかなりえないので


それらはクリアすることではなく


ついてくること として優先すべき事柄を


思いつくままに羅列してみた



すぐに実行できることもあれば


時間を要するものもあった



故に 時間を要するものから手をつけて


習慣にすることにした


思いの外苦痛だったりもし


いまいち真剣味が足りない と戒めたり


それでも取り組みたく無い時は


それに代わることを許すことにした


そしてそれも 長い時間がかかるであろう ことを選んだ




そのひとつが 『 所有物を減らす 』ということ





ものを所有している ということは



いつも縛られている 感覚で



とても気に入って求めたものさえ



そんな束縛を感じてしまうのは



夏に弾丸で そして身軽に


友人たちに会いに行ったせいかもしれない




あの自由が 欲しい


大人でなくて構わない


我儘と言われようと 何であれ


私の人生は私のものだ


人と比べられるのも 沢山


家庭を持ったり 仕事に生きたり


皆それぞれの価値観の中で


したい選択 時にはしたくない選択をして


毎日を送っているのは 分かっていれども


それは その人の選択した その人の人生で


私に押し付けるものでも されるべきものでもない



そんなシンプルなことを 受け入れられずに


随分長いこと歩いてきてしまった と



振り返る時間よりも



進んでいく道の先が開けていくことが


怖く そして楽しみでならない




ひょい と県境を越えられたのだから


海も 空も 勝手に引かれた国の線も


同じように乗り越えられるようになりたい



そんなこんなで がつがつものを処分中



人生に必要なものは100個位しかない


そして人生を豊かにするものも同じ位


でも後者は ここではない 何処かででも


手に入れられるはずだから



ちゃんと進もう





















水中でゆらめく花束が


宇宙に放出される



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花弁のひとつひとつが


葉脈のひと筋ひと筋が


内包して破裂し


生まれては消え


消滅しては甦る



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繰り返す月の満ち欠けの如き


美しい宇宙




水の世界の滑らかさを


ふんだんに味わう


tsukuyomi の宵













過日 お声がけ頂いたにも拘らず


伺えなかったバースデーパーティーがありまして

その主役の方と 少しの時間 楽しく飲んできました



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元々 物腰が柔らかで とても大人で


きっとご本人に打ち明けたら


真っ向から否定されそうですが


とても美しい方




私の計り知れない闇や醜さもあるのかもしれず


それでも知っている面を 心を


美しい と思ってしまう





その方のある人物への愛情と


その在り方のお話を伺って


涙が零れそうに




友人と愛情の在り方について話し


また別の友人が宗教と愛の在り方について


個人的見解を述べているのを読んだ後だったので


より一層 その懐の深さと愛情の大きさを感じた




己がどうであるか 以前に


このタイミングでこの場面に遭遇した事に


何よりも感謝をしよう






日程は決まっていて



気持ちはあるものの参加が危ぶまれた



夏の焚火



昼の最後が消える頃



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火を起こし始めた時は蒸していたけれど


炎が落ち着く頃にはちょうどいい涼しさに




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秋冬とは異なった趣きもあり



気持ちの良い夜風が頬を撫でていく




参加者が揃ったところでメインイベント



夏生まれの友人に 夏らしいサプライズ



新しい1年がしあわせでありますように




フィナーレで打ち上げた花火の落下物が



不運にも顔に当たって火傷を負い



なんとも後味の悪い感じに…





暗くて見えなかったのもあるけれど



そもそも 落下物がある という認識が欠落



学びにはなったけれど


痕にならないといいな… と


腫れた頬を冷やしながらの夏の宵












友人たちと過ごした帰り道



今夜の月を想い出す



まだ太陽の力がふんだんに残る明るい空に



白くふわりと浮かんでいた



夜がゆっくりやってきて



同じ速度で空をグレーや紫に染めてゆく



世界が夜に覆われ尽くす少し前



ちょうど昼と夜の境目の



群青色に浮かぶ月が とても好き






夜の世界は とても怖い



昼の世界とはまるで違うのだ



昼は光の与える力が強過ぎて



それを受け止めるだけで精一杯



夜の世界は 小さく 弱い光でも



その光の中にやさしさや憂いがあることを



耳打ちするようにそっと教えてくれる



そしてその小さな光を翳しながら



自分の世界に潜っていくことができるのだ



感覚を自由にできるのも



あるがままの心に素直になれるのも



いつだって夜なのは



昼には覆われて見えていない



宇宙と繋がっているからかもしれない



遥か遠くから届く小さな光が



道標となり 潜ったその先まで照らしてくれる



自由 で 素直 なせいか



いつも 戻って来れなくなるような



不安も一緒に連れて行くことになるのだけれど





剥き出しの状態にされて



スイッチをいとも容易く切り替えてしまうから





月詠尊が治める世界は怖い



そして同時に愛おしい





梟が 朝を告げに来るまで



この怖さと愛しさを抱きしめて



僅かの時間 眠りにつこう



月詠尊に導かれ



出逢った心も 道連れに






























足水をしながらヨーヨー釣り



ちゃぷん たぷん と



水独自の音が鳴る



まだ陽の暑さが残る夕刻



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京都で再会した友人のイメージそのまま



柔らかく 滑らかで 触れる心地よさ



なんの煩わしさもなく



肌の表面を撫でていく



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釣れたヨーヨーを陽に透かすと



薄紫色の光と水が



きらきらと乱反射した





夏の風と匂い



そっと触れる指のやさしさや



僅かに緩んだ声のトーン



小さな変化に温もりを感じて



幸せに満たされていく



私の幸せは ここにある














月に1度のぶんか会


地方へ引越し予定の友人が


今月は無理かも と思っていたら


参加することにしてくれたので


先日のお別れ会とは別に


こちらでも またねの会になりました




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今回は前回のものより甘く芳ばしい


ククサに残る珈琲とカップ自体の香りが


これまた不思議な甘さ




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ぶんかにおやつを作って行ったら


友人が ウラウニー と命名


うん いいね また焼くよ




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たくさんの楽しい写真をみんなで撮影


その場の空気や笑い声が


そこに閉じ込められた いい写真たち


でも さようなら じゃない


見送る時に みんなが言っていた


いってらっしゃい! が


なんだかとても嬉しかった






新しい世界は もうすぐ


こちらはこんなだよ!と


シェアしてくれるのを楽しみに待っています



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いってらっしゃい!













驚く程に全く異なる感覚で


同じ道を通り 同じドアへ向かう


目隠しされていたような不安が


嘘のように消えていた





並んだそれらは 見事に一貫し


内なるものが定まったことを


明確に示していた





目に映る打算や狡猾さ


それらも含めてあるがまま


勝りし心で受け入れて


抑えていたものが噴火する


火山の如く 烈火の如く


溢れるマグマは止まらない


流れ出したら止められない


己の中の自然のままに


今は流れてゆけ





























昨日 久しぶりの歌声を聴いた



大きいのにやさしくて



穏やかなのに強烈な



その歌声を初めて聴いたのは



ちょうど1年くらい前のこと



三軒茶屋の会場



終わって外に出ると



夏の生温さと



夜のひんやりとした空気が



混ざりあっていた





あの日 最も揺さぶられた曲を



再現するかのように今日聴いた




『 大宴会 』



名曲だなぁ











スーパームーンの夜


以前から約束していた友人との再会





明るい笑顔のその奥に


閉じた心のその蓋を


そっと 開かせたのは


深夜のテラスで聴いた


Adi Nada の 『 ひかり 』






あるがままで居られるよう


取り巻く空気を許してくれた


お店のやさしさにも感謝




月読尊が治める世界で


より一層輝きを放つ月




今宵の特別なひかりが


君が進むその道を


やさしく 緩やかに


照らしてくれますよう



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