夏の爪痕 | stella d'argento /silver star
日程は決まっていて
気持ちはあるものの参加が危ぶまれた
夏の焚火
昼の最後が消える頃
火を起こし始めた時は蒸していたけれど
炎が落ち着く頃にはちょうどいい涼しさに
秋冬とは異なった趣きもあり
気持ちの良い夜風が頬を撫でていく
参加者が揃ったところでメインイベント
夏生まれの友人に 夏らしいサプライズ
新しい1年がしあわせでありますように
フィナーレで打ち上げた花火の落下物が
不運にも顔に当たって火傷を負い
なんとも後味の悪い感じに…
暗くて見えなかったのもあるけれど
そもそも 落下物がある という認識が欠落
学びにはなったけれど
痕にならないといいな… と
腫れた頬を冷やしながらの夏の宵

