雨の土曜日 | stella d'argento /silver star

stella d'argento /silver star

銀星は瞬き、遥か彼方をも照らす。



どこかまだ水面が波打っていて




静かになってほしいのにならない




なってはいけないような焦りに似た感覚で




風のような滑らかな人に会いました




強さや温度差が変幻自在なのに




きちんと吹かせる方向は決められている







そんな風に吹かれていたら




ゆっくりと波が落ち着いてゆきました




ざわめきが無くなって聞こえてきたのは




身体と心からの声でした




感情に支配されてすっかり聞こえなくなってしまっていた声




弱く微かなそれは自分自身に警告を発していました




悪い癖だと分かっていながらその時には届かない




とても そしておそらく 最も大切なシグナル




きっとずっと発し続けていたはずなのに






太陽の温かさとエネルギーを携えた人に会いに行く予定も




身体の声に従って諦めることにして




心の声には明日応えようと思います





しなければいけないことが山積しているけれど




この週末はすべて忘れて静かな水の中へ