芦毛REBORN23 ~自分自身のスタイル~ | ライフ イズ ビューティフル 8

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~人生は輝いている~
走ることも遊ぶことも全力で! めざせ!スーパーファンランナー!
自由な発想で自由な走り! 開放感を求めて突き進みます!

前回までのお話は(^^)

http://ameblo.jp/stella4552/themeentrylist-1-10047632050.html


のぶりん 「お疲れ様でした」

早井蘭奈「ありがとう」

芦毛    「お疲れ」


のぶりん 「さすがですね」

海子さん 「やっぱ、蘭奈さんはスゴイね」

のぶりん 「結局、どのぐらいで?走られたのですか?」


早井蘭奈「ギリギリ4時間きれたかな・・・」

のぶりん 「スゴイですね!その年齢になってもまだまだ頑張れるって

       俺なんて、まだ30代なのに、そんなに走れないですよ・・・」


海子さん 「あらら失礼ね・・・蘭奈さんは、まだまだ若いよ(笑)」

早井蘭奈「はは(笑)」


のぶりんは、早井蘭奈のような年配の方が、20代、30代の若者に

いつまでも負けずに頑張っている姿に、頭が上がりませんでした。


空男さん「僕らも頑張らないとね・・・」

海子さん「そうだよね」


空男さん、海子さんもあらためてそのように感じました。


芦毛   「おまえも頑張らなあかんど!」


芦毛が、突然、のぶりんに言いました。


のぶりん「はい?」

芦毛   「いや、おまえも頑張らなあかん言うこっちゃ」


のぶりん「はぁ」

芦毛   「おまえは、若いんやから、もっともっと頑張らなあかん!」


のぶりん「!?」

芦毛   「早井は、この歳になってもサブ4あたりで走れるんや!

       おまえは、恥ずかしいやろ?」


( ̄□ ̄;)!!


のぶりんは思いました。

いくら若くても、芦毛にそんなことを言われる筋合いはない!

それよりも、アンタと同世代の早井が頑張っているんや!

おまえの方こそ頑張れよ!・・・と思ったのです。


早井蘭奈「・・・」


芦毛    「おまえは、一生懸命さが足りんねやろ」

のぶりん 「は?」


(゙ `-´)/


本当に芦毛は、いちいちシャクにさわる!



早井蘭奈「頑張るってね・・・」


芦毛    「!?」


早井蘭奈「自分のスタイルでいいと思うの」


海子さんと空男さんはうなずいている。


早井蘭奈「頑張っているというのは、他人が決めることじゃないから。

       自分が良くやったと思った時を作ること。

       他人は、結果や、自分のものさしで人を判断しようとするから」


のぶりん「・・・!?」

海子さん「蘭奈さん、よくそうやって話してるよね(笑)」


のぶりんは、色々と考えていました。

『精神論』 で話をされると、中々、理解できない部分があります。

それでも、言ってることはなんとなく分かりました。


芦毛   「とにかく!」


(@@)


人が色々と考えてる時に、またしても芦毛が割り込んできました。


芦毛   「一生懸命、頑張らなあかんということや!」

のぶりん「!?」


芦毛   「一生懸命頑張ったら、鈍足でもサブ4達成できる!」


鈍足って?のぶりんはお前に言われたくないわ!って思ったのです。
それに・・・なんだか早井に失礼なような気がする。


早井蘭奈「・・・」


のぶりん「サブ4ですか・・・」

芦毛   「そうや!一生懸命や!」


のぶりんは反論しました。


のぶりん「一生懸命、頑張ってるつもりですが・・・」

芦毛   「だから一生懸命さが足らんねや!

      お前は、まだ30で若いんやから、もっと一生懸命にならなあかん!」


(-""-;)


のぶりんは、なんだか・・・腹が立ってきました。

なんで、芦毛にこんなに説教じみたことを言われなければならないのか???


芦毛   「一生懸命やったら、サブ4も達成出来るんや!」

のぶりん「!?」

芦毛   「とにかく、一生懸命にやれ!」


のぶりんは、一呼吸おきました。そして・・・


のぶりん 「早井さん?」

早井蘭奈「ん?何?」


のぶりん 「早井さんは、サブ4達成するまでに

       20年程かかったって言ってましたよね?」


早井蘭奈「はは(笑) 遅いですよね。かかりすぎですよね(笑)」


のぶりん 「やっぱり、一生懸命でした?」

早井蘭奈「・・・。・・・。一生懸命・・・。か・・・」


のぶりん 「一生懸命やったら、速くなれるんかな?」

早井蘭奈「・・・」


のぶりん 「一生懸命も限度があると思うのですが・・・」

早井蘭奈「!?」


のぶりん 「一生懸命やって速くなれるのなら、ランナー全員がサブ4、サブ3、

 全員がオリンピック選手になれますよ」

早井蘭奈「・・・」


のぶりん 「みんながみんな速くなれるわけじゃないし、

 センスも必要なんじゃないかな?」

早井蘭奈「・・・」


のぶりん「一生懸命になれば、ホントに早井さんみたいになれるの?」


早井蘭奈「う~ん・・・なれないかな・・・」


Σ(゚д゚;)


のぶりんは、ある意味?その一言に驚きました。


早井蘭奈「のぶりんさんの言うとおり、

 一生懸命にやっても、ダメなものはダメかもネ・・・」


のぶりん 「!?」

早井蘭奈「やっぱり、持って生まれたモノもあるかもしれない・・・」


(=◇=;)


のぶりん 「じゃあ、早井さんはなんで?サブ4で走れるようになったのですか?

       しかも、今の年齢でも、バリバリに走れてるじゃないですか?」


早井蘭奈「・・・」

のぶりん 「・・・」


早井蘭奈「20年程かかって、一生懸命にやってきたことは、

 私個人のことなのでなんとも言えないけど・・・ただ・・・」


のぶりん「ただ?」


早井蘭奈「あきらめなかったことかな」




24へつづく


(お話は終盤です)