芦毛REBORN20 ~ゆとり~ | ライフ イズ ビューティフル 8

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~人生は輝いている~
走ることも遊ぶことも全力で! めざせ!スーパーファンランナー!
自由な発想で自由な走り! 開放感を求めて突き進みます!

前回までのお話は(^^)

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芦毛はまったく後方からくる気配はありませんでした。


( ̄□ ̄;)


「どういうこと?」


エラソーに言ってた割には、なんだか拍子抜けした感がありました。


「まぁええか・・・」


のぶりんはそのままレースを続けました。

この大会は中間地点で折り返しがあり、

先をいくランナーとはすれ違うことになります。


のぶりんは必死になって走りながら、あと数キロで折り返し地点というとき・・・


「のぶりんさん!」


その声は、折り返してくるランナーから・・・早井でした。


のぶりん 「もう!?折り返してきたんですね!?」

早井蘭奈「のぶりんさん!もう少し、ゆとりを持って!」


Σ(゚д゚;)


のぶりん「!?」


レース中、ましてやすれ違い・・・会話なんてほとんど出来ませんでしたが、

早井は、その一言だけいって走り去りました。


のぶりん「!?」


のぶりんもその後、折り返し地点にさしかかり中間地点を過ぎました。

この時、芦毛のことが気になり始めました。


「芦毛は、どのあたりにいるのだろう・・・」


そう思い、後続ランナーを横目にみながらレースをします。

しばらくすると・・・!?


( ̄□ ̄;)!!


どこかで、みたような・・・雰囲気のオッサンが・・・!?


「あ、芦毛だ!」


芦毛が後続からやってきたのです。


「!?」


のぶりんは声をかけようというよりかは、その芦毛の走りに驚きました。


( ̄□ ̄;)!!


足は上がってなく、アゴは上向いており、
なんていうか・・・「グダグダ」という言葉がピッタリとはまる光景・・・。
まさにいっぱいいっぱいで、大丈夫か?って感じでした。


「なんか・・・ついてこい!って言った割には・・・なんだかなぁ・・・」


口だけは、一人前なのにすることは・・・といった感じもとれましたが、


「まぁ、芦毛は、常に自分が上に立ちたいんだろう・・・」


のぶりんはそのようなことを思いながら・・・


「これからは、はいはいって聞いてあげるのが一番かな・・・」


そのように思いました。


35K付近。のぶりんにも限界が・・・。

この付近になるとやはり、

疲れもでてきて、もうひと踏ん張りがきかなくなってきます。

フルマラソンの洗礼でしょう。

一番苦しいのはここから。ここを乗り切れば、ゴールが待ってます。

それでも、現実は体はいっぱいいっぱい(><)


「壁か!?」


この時、ふと早井の言っていたことを思い出しました。


-出会えたことへの感謝-

-ゆとりをもって-



21へつづく