前回までのお話は(^^)
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芦毛はまったく後方からくる気配はありませんでした。
( ̄□ ̄;)
「どういうこと?」
エラソーに言ってた割には、なんだか拍子抜けした感がありました。
「まぁええか・・・」
のぶりんはそのままレースを続けました。
この大会は中間地点で折り返しがあり、
先をいくランナーとはすれ違うことになります。
のぶりんは必死になって走りながら、あと数キロで折り返し地点というとき・・・
「のぶりんさん!」
その声は、折り返してくるランナーから・・・早井でした。
のぶりん 「もう!?折り返してきたんですね!?」
早井蘭奈「のぶりんさん!もう少し、ゆとりを持って!」
Σ(゚д゚;)
のぶりん「!?」
レース中、ましてやすれ違い・・・会話なんてほとんど出来ませんでしたが、
早井は、その一言だけいって走り去りました。
のぶりん「!?」
のぶりんもその後、折り返し地点にさしかかり中間地点を過ぎました。
この時、芦毛のことが気になり始めました。
「芦毛は、どのあたりにいるのだろう・・・」
そう思い、後続ランナーを横目にみながらレースをします。
しばらくすると・・・!?
( ̄□ ̄;)!!
どこかで、みたような・・・雰囲気のオッサンが・・・!?
「あ、芦毛だ!」
芦毛が後続からやってきたのです。
「!?」
のぶりんは声をかけようというよりかは、その芦毛の走りに驚きました。
( ̄□ ̄;)!!
足は上がってなく、アゴは上向いており、
なんていうか・・・「グダグダ」という言葉がピッタリとはまる光景・・・。
まさにいっぱいいっぱいで、大丈夫か?って感じでした。
「なんか・・・ついてこい!って言った割には・・・なんだかなぁ・・・」
口だけは、一人前なのにすることは・・・といった感じもとれましたが、
「まぁ、芦毛は、常に自分が上に立ちたいんだろう・・・」
のぶりんはそのようなことを思いながら・・・
「これからは、はいはいって聞いてあげるのが一番かな・・・」
そのように思いました。
35K付近。のぶりんにも限界が・・・。
この付近になるとやはり、
疲れもでてきて、もうひと踏ん張りがきかなくなってきます。
フルマラソンの洗礼でしょう。
一番苦しいのはここから。ここを乗り切れば、ゴールが待ってます。
それでも、現実は体はいっぱいいっぱい(><)
「壁か!?」
この時、ふと早井の言っていたことを思い出しました。
-出会えたことへの感謝-
-ゆとりをもって-
21へつづく