「死の体験旅行」のワークショップと信心の沙汰、真宗カウンセリングの相違点は、仮想の臨終場面を想定し、生き方を見直すことだけでないことです。死を怖れる人には、親鸞聖人と同じ体験、実際の死後の行き先をいまここでハッキリと信知するところまで伝えられること。

 

自身が迷っていることに苦しみ悩みその迷いから、今生のいまここで抜け出たいと本心から願う人以外は、自ら蓋をして如来の本願力を跳ね除けます。これを自力と呼びます。自力を握りしめ想像上で全てが無効と知らされたのと、いまここで本当に自力を手放すのは異なります。

 

全てを失った何にもない私に如来の本願力が通過、透過して未来永劫生死を離れる身に救われるところまで知らされること。この体験があってこそ、はじめて安寧、満足し、いつ死んでも大丈夫という大きな慶びが湧きあがります。臨終まで戻らないし、死後の往生もハッキリ定まります。