大学教員として福祉、比較宗教、仏教哲学と研究範囲を広げていき、本来の真宗僧侶としての他力の信心を一人でも多くの人が賜る話をする役割に費やす時間を削る人を多く見てきました。残念で悲しいですけれど、その人の生き方であり、その学びを生かして話すのでしょう。

 博士課程を修了後は国内外の有縁の人の所に行きます。一般の人たち、大学、研究機関どこにいてもブレずに、本来の役目である真理との邂逅をいまここでして生死を超える身に一人でも多くの人が救われる活動ができるのが楽しみです。名利のために余分なことはしません。