学生時代の友人は幼い子たちを残して、大学時代の友人は交通事故で半身不随になり数年で、研究者仲間の女性は博士号を取得して数年でガンに冒され、小学校高学年で熱中症になり、専門学校卒業後中年期まで引きこもっていた従妹も、ガンで一年間ビハーラで一年過ごした従弟も、父と祖母も皆この世を去りました。その中には親鸞聖人の教えを私に求めた人もありました。
 でも私は自分は救われていても、他の人たちに分かり易く話す経験に乏しく間に合いませんでした。いまなら対面、文章、論文で他界された方々への想いを、いま生きていて救済を求めている人にして差し上げられます。臨終、浄土往生のその時まで御仏と共に日々精進していく覚悟です。