世界卓球が昨日終わりました。男女とも中国が優勝しました。はじめは日本が優勝して欲しいという感覚でパソコンの前で応援していました。ところが男子が負けてから、外国人の選手が戦う試合を見ていくうちに台湾人の林選手の試合運びが気になりだしました。外見も長身でスマートな印象を受けます。彼は台湾100年に一度の逸材、オリンピックでメダルをもたらしたと功績を称賛されています。あまり感情を露わにせず、紳士的に淡々とプレーします。サーブ、レシーブ共に鋭いコースに打ち込めるし、ラリーもミスが少ないです。

 決勝戦終了後、対日本戦のアーカイブで篠塚選手、張本選手との動画をもう一度見てみたところ、林選手の素晴らしいプレーは目を見張るものでした。林選手より年配の荘選手のプレーもミスが少なく、彼の世代だと子どもの年齢くらいの松島選手とフルセットで丁寧な試合をしていました。

 外国人同士のどちらを贔屓することない試合を見ていて、自分のいままでの観戦姿勢は偏っていて、試合を十分に楽しめないでいたことにきづきました。今後は自国でも外国でもいいプレーには拍手をするようになります。選手はみんな本気で、いまこの瞬間を精一杯生きていることが卓球、テニス、バレーボールなどでは特に知らされます。

 今後、林選手、荘選手などが出場する試合があれば嬉しいし、今度は日本が相手でも素晴らしいプレーを見逃すことなく観戦できたらと存じます。