他力の信心を賜ることは自力が廃ればよく、積み上げるものではないので簡単です。しかし、たくさん持ってきてしまった人にとっては手放すことの方が難しい場合もあります。

 手放したつもりでもまだ完全に手放しきれていない状態の人も多く見られます。これを化城と呼びます。信心を賜るまでに一度ならず何回も化城の心境に留まる人もあります。この状態を安楽椅子に腰かけている状態とも表現されます。既に信心を賜っている人にしかこの化城の安楽椅子を壊すことはできません。こうして信心の確認をすることを「信心の溝浚え」といいます。

 少しでも不安な気持ちが出てきたら、真実の他力信心の話をしてくれる人を探してください。私でお役に立てるなら、話をさせていただきます。しかし、相性がありますので自分と合う人がいいです。「機責め」の話に偏らず、法と機の両方が話せ、ある程度教学を学んでいる人の方が真実信心を賜る機縁にたどり着けます。そうでないと迷いから抜けることは難しいです。