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 今生でのひととの別れ。

 おばあちゃんや先生たち、大学時代からの医師だった親友とはきちんとお別れができないまま終わりました。

 父とは中途半端な言葉をかけられて、そのまま意識がなくなってしまいました。

 今度は私の御恩報謝を蔭ながら応援してくれた方とお別れしなくてはならないようです。

 何で私を置いてみんないなくなちゃうの!

 泣いちゃいけないと思いながら、電話口で涙が止まりませんでした。

 「お浄土でまたお逢いしましょう」と静かに小さな声でお話しされるのに、また何とも言えない寂しさがこみ上げてきました。

 「あなたの道を真っ直ぐ進んでください」とメールもいただき、私には何ができるのだろうかと、ずっと一人で泣き続けています。

 
 人間は生まれたからには必ず死ぬとは頭では分かっています。でも、それが現実に目の前で、親しくしていたひとがいなくなる事実がわかると耐えられません。

 もうすぐ、私もお浄土に還らせていただきます。

 ただ、今は頭が真っ白で何も考えられません。あと数日、せめて今晩だけはこのどうにもならない気持ちと向き合わせてください。


 感謝していること

 真友がいなければ、怠惰で能力に乏しい私が御恩報謝の道を今まで歩んでは来られませんでした。誰も聞く人がいなくてもう話すのを止めてしまおうと思う度に、何度、励ましていただいたかわかりません。