家族や親しいひとたちに看取られて「お浄土でまっているから、元気に仲良く暮らすように」と言って還るのが理想でしょう。それができたら自他共に今生の生を全うできたように感じられます。

 80歳を過ぎるといつ何時無常の風が吹き儚くなるか分かりません。心不全でおばあちゃんは夜中に一人他界しました。今日は妹の夫の父親の訃報が舞い込んできました。肺炎をこじらせたのが死因だったらしいです。普通に暮らして元気にしていたとのことです。ただ、施設にいて家族とは頻繁に逢えず寂しい思いをしていたと聞きました。夫婦といえど元々は他人であり、親子でも所帯を持てば親のことをそれほど気に掛けてはいられないこともあるかもしれません。今、まるで自分自身のことのように常々気に掛けてくれる誰かがいたなら、そういう人たちを大切にしていかれると臨終のとき少しは気分が晴れるでしょう。

 それよりも、還る先がハッキリしていることが大事です。これが人生の目的そのものです。ほかの誰よりも私のことをよく分かり、本当に大好きでいて、常に私だけを憶ってくださる懐かしいお方の待つ故郷にやっと還れるのだと嬉しい気持ちでいられます。この世のことは名残惜しくもあるけれど、明るい未来の行先を確信できていることが何よりも我が身には不思議で有難いと、今も私の心はいろいろなことを見聞する毎に感じられます。

感謝していること
 なぜこんな心境になれたのか、様々なひとや物の織り成す出来事を振り返り感謝の気持ちで一杯です。