ホテルやバスを予約して、三宮まで阪急で行きました。
 連れ合いや娘には一言も言わず、ホテルのホームページのコピーだけ机の上に置いて。
 バスから夕方連れ合いにメールをすると、リフレッシュできるまで楽しんでおいでと返事がきました。
 中学受験なのに全然勉強しない娘に腹を立て、頭の線が切れそうだったので、息抜きに出かけました。薔薇を見、美味しいものを食べ、温泉に行き、6日間の予定を台風の関係で一日早く帰ってきました。


 昔、娘が低学年の頃にも、12月の終業式を待って、二人で岡山に旅行に出かけました。その時は、そのままそこから関東の実家に帰って、二度と戻らないつもりで出て行きました。ホテルの住所と電話のメモと、もし気持ちがあれば、年末の帰省のための指定した電車に乗るようにと書置きをして。
 実家の両親が何も言わずもてなしてくれて、ハワイ旅行にみんなで行こうと誘ってくれました。気を佳くした連れ合いはその後はあまり無理なことはしなくなりました。結局その年、東北の地震があり、お金だけもらい、翌年北京に3人で行きました。

 人間の命なんて儚いものだし、本当に耐えられなくなったら、家族も蒸発し、出て行ってしまうものだということを実感できないでいる人が多いです。
 本当に突然家族がいなくなって、何故だと大騒ぎしている人も見てきました。
 お金を渡しているからといっても、いつまでも自分の召使いのように大人しく妻が従うとは限りません。
 実家に帰りもするし、働きに出てお金を貯めて家を出ることもあります。

 人は物ではないので、縛り付け、押さえつける事は出来ないのです。
 仕事でない友だち関係も、嫌なら簡単に約束を破ったり、いろいろ酷いことをする人もいますが、家族でも嫌になったら何をするか分かりません。
 元気なうちはいいですが、あまり意地悪をすると病気になった時に見捨てられます。これが一番つらい報いでしょう。

 介護される人も辛いでしょうが、する人も機嫌の悪い病人に付きっ切りで、何年も時間を費やすとしたら本当に気の毒です。
 病人も自分で自分の機嫌を取らないと周りのお荷物になるだけです。
 受験生も自分の入試なのですから親を追い込まないように。
 病人の機嫌を取るようにと医者やケアマネージャーに言われても、介護する方が参ってしまったらいけないと説得して、たまには泊りがけで旅行に出るプランを立てたりしましょう。病人も何か感じることがきっとあるはずです。

 軽いモラハラや難儀な子どもにお灸をすえるなら、プチ家出を敢行しましょう。実家でも友だちの家でもどこでもいいです。
 お互い無常の身、いついなくなるか分からないというシュミレーションをたまに抜き打ちですると、かけがえのない者に感じられるのではないでしょうか。
感謝していること
 ソウルメイトの先生が術後無事退院したとメールで知らせてくださいました。阿弥陀如来の御加護に有難く感謝します。