暗記問題は得意だけれど、応用問題は苦手という人が多いように感じます。
 基礎知識があれば、難なく応用はできると思うのですが、そうではありません。
人が作った重要事項を丸暗記しても、計算問題で数式に当てはめるコンピューターのようなものは自動的に答えが出ます。
ただ、それではコンピューターでもなしえることで、それは人間の仕事ではありません。
 
 カウンセリングの場面でも同様のことが言えます。何のことはない定型型の問題だと思っていると、それが根が深かったり、想定外の展開になったりします。
 事例で習ったことは固定されていますが、現実の相談はどんどん動きます。
過去の出来事の相談でも、クライエントの心が昨日今日そして今と変わっていきますから、それに対応していくことが要求されます。
 
 ただ、知識だけを集めたもののその中で問題を解決しようとしても、それでは目の前のクライエントの心情に寄りそっていないし、上手くいきません。
 過去の知識プラス自分だったらという視点と、常識にないような未来に向けた新しい発想をクライエントと紡いでいき、楽しいセッションを織成せ、いつの間にか問題が消えていたというのが本当のカウンセリングのプロなのではないでしょうか。

 よろこびや痛みの伴う数多くの人生経験や、もしくは生まれる前からの記憶なども含めてその人が人生から人の心を軽くすることをするように問われた人ならば、空気を吸うように出来るのでしょうが、そういう境地まではもう一歩です。
 何となく感覚的に、相手の方の人間としての真摯さや勤勉さは受け取らせていただくことが出来るようにはなってきました。こちらもそれ以上のものが提供できるように常に御恩報謝の気持ちを持ち続けて生きていきます。
 結局は相手とどれだけ真剣に向かい合え、その人の最終的な幸せを念じられるかなのですが、それプラス経験や勘を養う日々の研鑽をしていくことが肝要でしょう。

感謝していること
 人生の方からいろいろ問われ、それをさせていただいております。