新卒の場合、学校で優秀な成績を取り、入社の際のペーパーテストや面接で高得点を取って採用されても、たいていは即戦力にはなりません。

 彼らにあるのは、テストに合格するためのスキルであり、勉強法だからです。
 仕事というのは利益を上げないとなりませんが、それ以前として人間としての真摯さや生き方が問われることがほとんどの場合ついて回ります。
 
 短時間の面接で人間性まで見抜くことは容易ではありません。
 試験慣れした学生たちは、聞かれるだろう質問に対して完璧な答えを用意して、本当はそんなことを思ってなくても、そうなのだという演技をします。
 面接官もたいしたことがない会社は、その演技をそのまま信用して採用してしばらくすると、違うじゃないということになりますが、後の祭りです。

 こうならないためにも、インターン制度というのは有効な気がします。一定の期間、例えば夏休みなどに希望先の会社で働いてみると自分とそこでの適応性などがある程度分かります。
 それでいけそうなら、会社も採用したらいいし、本人も納得したうえで入社できます。
新卒だけではなく、中途採用や、育児が終わった女性などにも同じような制度があると適切な仕事が見つかるかもしれません。企業にとっても雇われる側にとっても、相性とかその人の生き方や信条なども見定めての関係はこれからの時代にマッチすると感じます。

子どもや若い人たちを見ていると、何事においても有用なことを余さず吸収するという貪欲な姿勢がなかなか見られません。私の周りだけかもしれませんが、問題が与えられて、答えがわかったらそれでお終いで深く考えようとしません。
 だから、別の似たようなちょっと角度を変えたような問題が出ると、間違えます。同じような問題が解けているのだから大丈夫と思っていると、出来ないのは答えを暗記しただけだからで、自分の中で腑に落ちていなかったからでしょう。

 ましてや答えのない社会での様々な仕事において、このような姿勢、取り組み方ではトラブルがたくさん発生するのは目に見えています。
 自分の課題はクリアできていても、周りの人たちのしているミスなどでもたくさん学べます。それをいかに自分に置き換え、そのような状況の時どう対処するかを常に考える姿勢が若い人たちにあまり見られないのは残念です。

 それでも、若くても起業したり、国や自治体の議員や首長になるような方ともご縁がありますが、やはり目の付け所や、何かを学ぼうという姿勢が雇われている人たちとは、全然違っています。
 自分から何か問題を探し、または見習うべきところを見つけて、即解決したり、実践に結びつけます。
 一つ聞いたら、十を学び、知るような意欲のある人たちは、素晴らしいオーラに包まれ、潔くて、高潔です。
 そこにいるだけで、周りが明るくなるような、嬉しくなるようなものでお互いにありましょう。願望というより覚悟・決意が大切です。

感謝していること
 お友だちのお母さまの手作りのポーチを頂戴しました。母よりもちょっと年上でいらっしゃるその方の一針、一針に、誠実さ真摯さを拝見させていただいたようでとても嬉しかったです。